【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年7月〜9月期のJR横浜線 (成瀬駅～八王子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +24.5％( +9.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 103 件(１年前(2021年)に比べて -8.8％( -10件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 24.7年から -14.4 ％減)。平均専有面積は 56.0 ㎡ (昨年 59.4 ㎡から -5.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八王子駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八王子駅で昨年に比べ +37.5 ％、単価は 52.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(八王子駅)は +37.5 ％(単価 +14.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(片倉駅)は -16.3 ％(単価 -6.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 24.7 年 → 2022年 21.2 年、-14.4 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.7 ％ → 2022年 10.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.4 ％ → 2022年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.7 ％ → 2022年 42.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +19.3％( +9.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった片倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -16.3％( -6.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR横浜線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 成瀬駅 | 58.6万/㎡ (24.2年/66.7㎡) | 49.1万/㎡ (19.8年/85.0㎡) | 14.7万/㎡ (39.5年/75.0㎡) |
| 町田駅 | 44.1万/㎡ (27.0年/58.7㎡) | 38.5万/㎡ (31.7年/56.3㎡) | 47.0万/㎡ (22.1年/60.2㎡) |
| 相原駅 | - | - | - |
| 八王子みなみ野駅 | 33.8万/㎡ (22.5年/86.7㎡) | 36.0万/㎡ (21.8年/108㎡) | - |
| 片倉駅 | 33.5万/㎡ (29.5年/20.0㎡) | 40.0万/㎡ (18.5年/82.5㎡) | - |
| 八王子駅 | 52.1万/㎡ (17.8年/50.1㎡) | 37.9万/㎡ (20.2年/55.3㎡) | 45.1万/㎡ (18.8年/53.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八王子駅 52.1 万/㎡(昨年同期比 +37.5 ％)
八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +37.5％( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 60 件(１年前(2021年)に比べて +1.7％( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 20.2年から -11.8 ％減)。平均専有面積は 50.1 ㎡ (昨年 55.3 ㎡から -9.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 20.2 年 → 2022年 17.8 年、-11.8 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.4 ％ → 2022年 16.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.3 ％ → 2022年 16.9 ％)
片倉駅 33.5 万/㎡(昨年同期比 -16.3 ％)
片倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -16.3％( -6.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 18.5年から +59.4 ％増)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -75.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.5 年 → 2022年 29.5 年、+59.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示