【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の上越新幹線 (大宮駅～熊谷駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +1.5％( +0.8万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 63 件(１年前(2023年)に比べて -50.4％( -64件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 25.2年から -0.0 ％減)。平均専有面積は 68.0 ㎡ (昨年 63.9 ㎡から +6.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。熊谷駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは熊谷駅で昨年に比べ -0.9 ％、単価は 25.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大宮駅)は +1.4 ％(単価 +0.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(熊谷駅)は -0.9 ％(単価 -0.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.8 ％ → 2024年 10.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.0 ％ → 2024年 14.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 43.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 3.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +1.4％( +0.8万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 50 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -50件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -0.9％( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -51.9％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 上越新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 57.8万/㎡ (26.0年/69.5㎡) | 57.0万/㎡ (24.5年/63.9㎡) | 49.4万/㎡ (25.7年/65.4㎡) |
| 熊谷駅 | 25.1万/㎡ (22.2年/62.3㎡) | 25.3万/㎡ (27.6年/63.9㎡) | 21.5万/㎡ (26.1年/58.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大宮駅 57.8 万/㎡(昨年同期比 +1.4 ％)
大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +1.4％( +0.8万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 50 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -50件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 24.5年から +5.8 ％増)。平均専有面積は 69.5 ㎡ (昨年 63.9 ㎡から +8.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 ％ → 2024年 10.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.0 ％ → 2024年 18.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.0 ％ → 2024年 40.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.0 ％ → 2024年 2.0 ％)
熊谷駅 25.1 万/㎡(昨年同期比 -0.9 ％)
熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -0.9％( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -51.9％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 27.6年から -19.5 ％減)。平均専有面積は 62.3 ㎡ (昨年 63.9 ㎡から -2.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 27.6 年 → 2024年 22.2 年、-19.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 ％ → 2024年 9.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 10.4 分 → 2024年 11.9 分、+14.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.8 ％ → 2024年 53.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示