【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜3月期の上越新幹線 (大宮駅～熊谷駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -5.7％( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 44 件(１年前(2019年)に比べて +63.0％( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 22.8年から +3.1 ％増)。平均専有面積は 54.1 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から -4.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。熊谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは熊谷駅で昨年に比べ +37.5 ％、単価は 23.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熊谷駅)は +37.5 ％(単価 +6.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大宮駅)は -7.8 ％(単価 -4.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.4 ％ → 2020年 11.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.7 ％ → 2020年 9.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.7 ％ → 2020年 42.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -7.8％( -4.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 33 件(１年前(2019年)に比べて +57.1％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +37.5％( +6.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2019年)に比べて +83.3％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 上越新幹線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 48.8万/㎡ (23.5年/55.5㎡) | 53.0万/㎡ (22.3年/56.9㎡) | 38.1万/㎡ (24.2年/52.9㎡) |
| 熊谷駅 | 23.0万/㎡ (23.2年/50.0㎡) | 16.7万/㎡ (28.0年/55.8㎡) | 16.2万/㎡ (18.8年/66.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熊谷駅 23.0 万/㎡(昨年同期比 +37.5 ％)
熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +37.5％( +6.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2019年)に比べて +83.3％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 28.0年から -17.1 ％減)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 55.8 ㎡から -10.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 28.0 年 → 2020年 23.2 年、-17.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 14.7 分 → 2020年 12.7 分、-13.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 60.0 ％)
大宮駅 48.8 万/㎡(昨年同期比 -7.8 ％)
大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -7.8％( -4.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 33 件(１年前(2019年)に比べて +57.1％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 22.3年から +5.8 ％増)。平均専有面積は 55.5 ㎡ (昨年 56.9 ㎡から -2.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.8 ％ → 2020年 9.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.8 ％ → 2020年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 13.1 分 → 2020年 14.5 分、+10.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 37.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示