【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の北総鉄道 (矢切駅~印旛日本医大駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -10.7%( -3.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 87 件(1年前(2023年)に比べて -61.3%( -138件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 23.3年から +21.4 %増)。平均専有面積は 81.6 ㎡ (昨年 84.0 ㎡から -2.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。秋山駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは秋山駅で昨年に比べ +18.4 %、単価は 52.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(秋山駅、北国分駅)は +13.0 %(単価 +5.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(西白井駅、白井駅)は -43.8 %(単価 -9.0 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.3 年 → 2024年 28.3 年、+21.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.3 分 → 2024年 8.3 分、+14.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.7 % → 2024年 25.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.8 % → 2024年 46.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった秋山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +18.4%( +8.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -84.6%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小室駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -20.9%( -2.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -81.0%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
北総鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
矢切駅 | - | 42.6万/㎡ (16.3年/43.8㎡) | 36.8万/㎡ (8.0年/77.0㎡) |
北国分駅 | 38.6万/㎡ (25.5年/67.5㎡) | 35.9万/㎡ (22.9年/67.9㎡) | 32.5万/㎡ (26.0年/80.0㎡) |
秋山駅 | 52.1万/㎡ (16.5年/70.0㎡) | 44.0万/㎡ (13.9年/75.4㎡) | 35.1万/㎡ (18.0年/74.0㎡) |
東松戸駅 | 36.8万/㎡ (23.9年/70.0㎡) | 42.8万/㎡ (20.0年/67.0㎡) | 39.2万/㎡ (18.3年/63.7㎡) |
松飛台駅 | 32.2万/㎡ (24.0年/90.0㎡) | - | - |
大町駅 | - | - | - |
新鎌ケ谷駅 | 52.0万/㎡ (15.0年/75.0㎡) | - | - |
西白井駅 | 11.3万/㎡ (44.4年/78.0㎡) | 21.9万/㎡ (28.2年/79.2㎡) | 6.5万/㎡ (41.2年/93.4㎡) |
白井駅 | 11.3万/㎡ (39.3年/80.4㎡) | 18.6万/㎡ (31.5年/108㎡) | 10.6万/㎡ (34.1年/83.5㎡) |
小室駅 | 7.8万/㎡ (37.5年/56.2㎡) | 9.9万/㎡ (41.0年/60.0㎡) | 8.7万/㎡ (37.7年/62.1㎡) |
千葉ニュータウン中央駅 | 27.9万/㎡ (25.7年/88.0㎡) | 30.1万/㎡ (20.1年/90.8㎡) | 25.8万/㎡ (21.6年/88.8㎡) |
印西牧の原駅 | 25.8万/㎡ (22.0年/86.7㎡) | 25.6万/㎡ (20.4年/92.6㎡) | 21.1万/㎡ (21.5年/93.5㎡) |
印旛日本医大駅 | 24.2万/㎡ (21.7年/80.0㎡) | 30.0万/㎡ (16.0年/83.0㎡) | 25.4万/㎡ (17.0年/80.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
秋山駅 52.1 万/㎡(昨年同期比 +18.4 %)
秋山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +18.4%( +8.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -84.6%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 13.9年から +18.5 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 75.4 ㎡から -7.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 1.4 分 → 2024年 1.0 分、-27.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 84.6 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 13.9 年 → 2024年 16.5 年、+18.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.4 % → 2024年 50.0 %)
北国分駅 38.6 万/㎡(昨年同期比 +7.5 %)
北国分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +7.5%( +2.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 22.9年から +11.6 %増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 67.9 ㎡から -0.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 5.1 分 → 2024年 3.0 分、-41.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 85.7 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 22.9 年 → 2024年 25.5 年、+11.6 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 % → 2024年 100.0 %)
西白井駅 11.3 万/㎡(昨年同期比 -48.5 %)
西白井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -48.5%( -10.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -72.2%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.4年(昨年 28.2年から +57.3 %増)。平均専有面積は 78.0 ㎡ (昨年 79.2 ㎡から -1.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 28.2 年 → 2024年 44.4 年、+57.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.2 分 → 2024年 7.4 分、+43.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.9 % → 2024年 100.0 %)
白井駅 11.3 万/㎡(昨年同期比 -39.1 %)
白井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -39.1%( -7.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -35.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 31.5年から +24.8 %増)。平均専有面積は 80.4 ㎡ (昨年 107.5 ㎡から -25.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 % → 2024年 53.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.5 年 → 2024年 39.3 年、+24.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.8 分 → 2024年 6.1 分、+25.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.0 % → 2024年 61.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示