【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR山陰本線 (東浜駅～米子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.0％( -1.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 182 件(１年前(2023年)に比べて -50.4％( -185件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 30.2年から +1.2 ％増)。平均土地面積は 91.7 坪 (昨年 91.8 坪から -0.1 ％減)。平均建物面積は 50.4 坪 (昨年 51.0 坪から -1.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。鳥取大学前駅、末恒駅、下北条駅、由良駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大岩駅で昨年に比べ +717.4 ％、坪単価は 132 万円/坪となった。
上位 2 駅(大岩駅、松崎駅)は +422.0 ％(坪単価 +69.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岩美駅、中山口駅)は -79.5 ％(坪単価 -19.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.6 ％ → 2024年 21.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.8 ％ → 2024年 36.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.7 ％ → 2024年 36.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大岩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +717.4％( +116.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岩美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -90.3％( -26.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東浜駅 | - | - | 2.4万/坪 (0年/189坪) |
| 岩美駅 | 2.8万/坪 (31.0年/56.0坪) | 29.2万/坪 (38.2年/159坪) | 11.4万/坪 (40.9年/82.4坪) |
| 大岩駅 | 132万/坪 (18.3年/90.8坪) | 16.2万/坪 (31.0年/59.0坪) | 56.5万/坪 (35.8年/87.7坪) |
| 福部駅 | - | - | - |
| 鳥取駅 | 49.6万/坪 (26.2年/79.3坪) | 53.2万/坪 (24.9年/71.0坪) | 49.8万/坪 (28.2年/67.1坪) |
| 湖山駅 | 45.1万/坪 (29.6年/57.5坪) | 51.0万/坪 (24.0年/117坪) | 30.9万/坪 (37.3年/104坪) |
| 鳥取大学前駅 | 84.1万/坪 (9.8年/64.0坪) | 42.4万/坪 (27.4年/87.5坪) | 42.7万/坪 (33.9年/72.7坪) |
| 末恒駅 | 45.7万/坪 (22.3年/105坪) | 30.9万/坪 (41.9年/99.6坪) | 25.9万/坪 (36.2年/66.2坪) |
| 宝木駅 | 12.0万/坪 (32.0年/37.8坪) | 38.1万/坪 (20.4年/280坪) | 4.7万/坪 (40.5年/18.2坪) |
| 浜村駅 | 16.4万/坪 (39.2年/96.8坪) | 23.8万/坪 (33.8年/171坪) | 24.0万/坪 (34.6年/136坪) |
| 青谷駅 | - | 11.5万/坪 (34.0年/61.3坪) | 8.1万/坪 (33.3年/90.8坪) |
| 泊駅 | - | - | - |
| 松崎駅 | 41.6万/坪 (26.3年/97.8坪) | 18.4万/坪 (42.2年/84.7坪) | 39.9万/坪 (20.9年/147坪) |
| 倉吉駅 | 29.3万/坪 (32.3年/92.5坪) | 30.2万/坪 (31.3年/98.5坪) | 33.9万/坪 (32.6年/122坪) |
| 下北条駅 | 25.4万/坪 (32.6年/52.9坪) | 18.8万/坪 (33.7年/105坪) | 45.1万/坪 (22.6年/130坪) |
| 由良駅 | 22.5万/坪 (42.8年/61.1坪) | 13.7万/坪 (40.4年/203坪) | 18.9万/坪 (39.1年/94.8坪) |
| 浦安駅 | - | 59.7万/坪 (23.1年/165坪) | 8.8万/坪 (36.2年/154坪) |
| 八橋駅 | - | 36.5万/坪 (35.5年/133坪) | 20.3万/坪 (25.0年/78.7坪) |
| 赤碕駅 | 10.0万/坪 (40.4年/144坪) | - | 44.5万/坪 (25.5年/111坪) |
| 中山口駅 | 5.5万/坪 (43.0年/194坪) | 17.6万/坪 (19.0年/127坪) | 12.3万/坪 (0年/160坪) |
| 下市駅 | - | - | - |
| 御来屋駅 | - | - | 7.3万/坪 (45.3年/99.8坪) |
| 名和駅 | - | 11.9万/坪 (57.3年/33.3坪) | 20.5万/坪 (37.4年/65.0坪) |
| 大山口駅 | 4.1万/坪 (0年/197坪) | 5.6万/坪 (63.7年/92.3坪) | 16.0万/坪 (35.6年/278坪) |
| 淀江駅 | - | 25.0万/坪 (35.0年/154坪) | 24.6万/坪 (26.1年/82.4坪) |
| 伯耆大山駅 | 43.5万/坪 (27.6年/83.9坪) | 47.8万/坪 (33.1年/126坪) | 25.4万/坪 (28.7年/103坪) |
| 東山公園駅 | - | 49.6万/坪 (42.8年/43.4坪) | 41.3万/坪 (47.9年/78.7坪) |
| 米子駅 | 31.1万/坪 (39.3年/122坪) | 37.9万/坪 (35.4年/80.2坪) | 38.3万/坪 (32.6年/110坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大岩駅 132.2 万/坪(昨年同期比 +717.4 ％)
大岩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +717.4％( +116.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.3年(昨年 31.0年から -41.1 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 59.0 坪から +53.8 ％増)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 142.2 坪から -90.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.0 年 → 2024年 18.3 年、-41.1 ％と大きく減少)
松崎駅 41.6 万/坪(昨年同期比 +126.6 ％)
松崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +126.6％( +23.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 42.2年から -37.7 ％減)。平均土地面積は 97.8 坪 (昨年 84.7 坪から +15.5 ％増)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 41.3 坪から -13.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 42.2 年 → 2024年 26.3 年、-37.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 26.5 分 → 2024年 21.7 分、-18.2 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
岩美駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -90.3 ％)
岩美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -90.3％( -26.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 38.2年から -18.8 ％減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 159.3 坪から -64.9 ％減)。平均建物面積は 10.6 坪 (昨年 41.2 坪から -74.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 38.2 年 → 2024年 31.0 年、-18.8 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 42.2 分 → 2024年 90.0 分、+113.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
中山口駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -68.7 ％)
中山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -68.7％( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 43.0年(昨年 19.0年から +126.3 ％増)。平均土地面積は 193.6 坪 (昨年 127.1 坪から +52.4 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 45.4 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 15.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.0 年 → 2024年 43.0 年、+126.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示