この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の土佐くろしお鉄道宿毛線 (宿毛駅~中村駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.9万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +66.3%( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 56 件(1年前(2019年)に比べて +30.2%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 37.8年から -13.9 %減)。平均土地面積は 83.1 坪 (昨年 113.1 坪から -26.5 %減)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 88.4 坪から -55.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。具同駅、中村駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東宿毛駅で昨年に比べ +180.4 %、坪単価は 63.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(東宿毛駅、具同駅)は +111.0 %(坪単価 +28.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(有岡駅、平田駅)は -54.9 %(坪単価 -7.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 37.8 年 → 2020年 32.5 年、-13.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 54.0 分 → 2020年 39.0 分、-27.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.6 % → 2020年 6.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 46.2 % → 2020年 36.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 4.7 % → 2020年 1.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 46.2 % → 2020年 46.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東宿毛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +180.4%( +40.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった有岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -78.4%( -11.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
土佐くろしお鉄道宿毛線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
宿毛駅 | 17.3万/坪 (20.3年/103坪) | 23.7万/坪 (36.6年/111坪) | 29.6万/坪 (29.5年/106坪) |
東宿毛駅 | 63.4万/坪 (20.5年/147坪) | 22.6万/坪 (34.5年/121坪) | - |
平田駅 | 7.6万/坪 (38.0年/168坪) | 11.1万/坪 (43.4年/183坪) | 13.2万/坪 (31.5年/185坪) |
工業団地駅 | - | 31.3万/坪 (26.3年/63.5坪) | - |
有岡駅 | 3.2万/坪 (25.0年/105坪) | 15.0万/坪 (41.9年/114坪) | |
国見駅 | - | 2.4万/坪 (29.3年/96.8坪) | - |
具同駅 | 53.2万/坪 (27.5年/71.9坪) | 37.6万/坪 (22.9年/50.4坪) | 42.1万/坪 (26.1年/63.9坪) |
中村駅 | 24.0万/坪 (39.0年/67.9坪) | 17.7万/坪 (40.1年/119坪) | 22.6万/坪 (35.9年/81.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東宿毛駅 63.4 万/坪(昨年同期比 +180.4 %)
東宿毛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +180.4%( +40.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 34.5年から -40.6 %減)。平均土地面積は 147.2 坪 (昨年 121.0 坪から +21.7 %増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 28.7 坪から +73.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 34.5 年 → 2020年 20.5 年、-40.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 120.0 分 → 2020年 11.7 分、-90.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 66.7 %)
具同駅 53.2 万/坪(昨年同期比 +41.6 %)
具同駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.2万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +41.6%( +15.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 22.9年から +19.8 %増)。平均土地面積は 71.9 坪 (昨年 50.4 坪から +42.6 %増)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 30.3 坪から +8.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 22.9 年 → 2020年 27.5 年、+19.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.3 分 → 2020年 16.5 分、+23.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 53.3 %)
有岡駅 3.2 万/坪(昨年同期比 -78.4 %)
有岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -78.4%( -11.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 41.9年から -40.4 %減)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 113.9 坪から -7.7 %減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 40.3 坪から -4.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 41.9 年 → 2020年 25.0 年、-40.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 100.0 %)
平田駅 7.6 万/坪(昨年同期比 -31.3 %)
平田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -31.3%( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.0年(昨年 43.4年から -12.4 %減)。平均土地面積は 167.9 坪 (昨年 183.0 坪から -8.3 %減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 41.6 坪から -7.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 43.4 年 → 2020年 38.0 年、-12.4 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 27.5 分 → 2020年 55.0 分、+100.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示