【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の高松琴平電鉄志度線 (瓦町駅～琴電志度駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -23.8％( -8.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 52 件(１年前(2023年)に比べて +40.5％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.1年(昨年 37.7年から +11.5 ％増)。平均土地面積は 91.8 坪 (昨年 80.3 坪から +14.4 ％増)。平均建物面積は 64.3 坪 (昨年 58.1 坪から +10.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。八栗駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは琴電屋島駅で昨年に比べ +342.4 ％、坪単価は 27.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(琴電屋島駅、今橋駅)は +254.4 ％(坪単価 +14.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(古高松駅、沖松島駅)は -80.0 ％(坪単価 -86.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.6 ％ → 2024年 26.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 37.7 年 → 2024年 42.1 年、+11.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 43.8 ％ → 2024年 67.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.4 ％ → 2024年 27.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった潟元駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +162.0％( +20.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった今橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +166.4％( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 高松琴平電鉄志度線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 瓦町駅 | 33.2万/坪 (45.4年/33.0坪) | 46.8万/坪 (45.7年/62.5坪) | 84.1万/坪 (38.8年/71.6坪) |
| 今橋駅 | 12.8万/坪 (46.0年/84.7坪) | 4.8万/坪 (52.3年/248坪) | 10.9万/坪 (52.8年/34.8坪) |
| 松島二丁目駅 | 33.0万/坪 (37.7年/38.3坪) | 40.1万/坪 (33.4年/83.6坪) | 19.4万/坪 (47.3年/80.5坪) |
| 沖松島駅 | 23.8万/坪 (37.5年/59.0坪) | 81.4万/坪 (9.9年/85.5坪) | 55.7万/坪 (22.8年/35.9坪) |
| 春日川駅 | 19.9万/坪 (38.5年/88.5坪) | - | - |
| 潟元駅 | 33.3万/坪 (36.0年/135坪) | 12.7万/坪 (45.3年/33.3坪) | 32.8万/坪 (33.1年/77.1坪) |
| 琴電屋島駅 | 27.9万/坪 (45.2年/149坪) | 6.3万/坪 (51.0年/60.5坪) | - |
| 古高松駅 | 13.8万/坪 (47.0年/272坪) | 128万/坪 (0.25年/93.8坪) | - |
| 八栗駅 | 24.6万/坪 (47.6年/132坪) | 20.0万/坪 (38.8年/83.0坪) | 19.8万/坪 (35.7年/171坪) |
| 六万寺駅 | 15.9万/坪 (52.7年/114坪) | 14.2万/坪 (52.0年/90.8坪) | 11.3万/坪 (52.8年/118坪) |
| 大町駅 | 17.3万/坪 (31.8年/54.5坪) | 39.7万/坪 (16.5年/127坪) | 18.6万/坪 (0年/58.2坪) |
| 八栗新道駅 | - | - | 40.9万/坪 (31.4年/53.7坪) |
| 塩屋駅 | 24.9万/坪 (35.5年/169坪) | - | 19.8万/坪 (12.8年/60.5坪) |
| 房前駅 | 26.9万/坪 (37.3年/129坪) | - | 18.5万/坪 (26.8年/57.5坪) |
| 原駅 | 19.3万/坪 (0年/49.9坪) | 20.8万/坪 (32.2年/82.7坪) | - |
| 琴電志度駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
琴電屋島駅 27.9 万/坪(昨年同期比 +342.4 ％)
琴電屋島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.9万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +342.4％( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.2年(昨年 51.0年から -11.3 ％減)。平均土地面積は 149.4 坪 (昨年 60.5 坪から +146.9 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 31.3 坪から +74.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 51.0 年 → 2024年 45.2 年、-11.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
今橋駅 12.8 万/坪(昨年同期比 +166.4 ％)
今橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +166.4％( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 46.0年(昨年 52.3年から -12.0 ％減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 248.1 坪から -65.9 ％減)。平均建物面積は 93.8 坪 (昨年 193.6 坪から -51.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 52.3 年 → 2024年 46.0 年、-12.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.0 分 → 2024年 2.0 分、-91.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
古高松駅 13.8 万/坪(昨年同期比 -89.2 ％)
古高松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.8万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -89.2％( -114.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 0.3年から +18559.8 ％増)。平均土地面積は 272.3 坪 (昨年 93.8 坪から +190.3 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 24.2 坪から +200.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 5.0 分 → 2024年 4.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.3 年 → 2024年 47.0 年、+18559.8 ％と大きく増加)
沖松島駅 23.8 万/坪(昨年同期比 -70.8 ％)
沖松島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -70.8％( -57.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 9.9年から +279.8 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 85.5 坪から -31.0 ％減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 32.5 坪から +27.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 9.9 年 → 2024年 37.5 年、+279.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 7.9 分、+96.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示