【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の高松琴平電鉄志度線 (瓦町駅～琴電志度駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.3万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +31.8％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 55 件(１年前(2020年)に比べて -11.3％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 37.1年(昨年 34.6年から +7.3 ％増)。平均土地面積は 92.1 坪 (昨年 100.4 坪から -8.3 ％減)。平均建物面積は 69.8 坪 (昨年 66.0 坪から +5.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。瓦町駅、潟元駅、八栗駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは松島二丁目駅で昨年に比べ +167.9 ％、坪単価は 25.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(松島二丁目駅、瓦町駅)は +108.0 ％(坪単価 +17.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(沖松島駅、大町駅)は -30.1 ％(坪単価 -14.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 14.4 分 → 2021年 12.4 分、-13.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 47.1 ％ → 2021年 20.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.8 ％ → 2021年 14.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.1 ％ → 2021年 58.1 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.1 ％ → 2021年 5.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった瓦町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +48.2％( +19.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて -16.7％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八栗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +30.1％( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -55.6％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 高松琴平電鉄志度線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 瓦町駅 | 58.8万/坪 (51.9年/62.2坪) | 39.7万/坪 (43.4年/68.2坪) | 57.2万/坪 (41.4年/38.8坪) |
| 今橋駅 | 44.5万/坪 (43.3年/124坪) | 40.8万/坪 (22.0年/91.8坪) | 79.3万/坪 (13.3年/165坪) |
| 松島二丁目駅 | 25.3万/坪 (37.5年/200坪) | 9.5万/坪 (26.3年/56.0坪) | 20.0万/坪 (49.4年/52.9坪) |
| 沖松島駅 | 25.1万/坪 (35.9年/35.8坪) | 51.0万/坪 (25.5年/109坪) | 72.3万/坪 (6.9年/90.2坪) |
| 春日川駅 | - | 26.7万/坪 (40.5年/411坪) | 55.8万/坪 (20.7年/38.3坪) |
| 潟元駅 | 29.6万/坪 (30.7年/72.2坪) | 21.4万/坪 (39.2年/57.3坪) | 47.1万/坪 (26.7年/53.5坪) |
| 琴電屋島駅 | 57.6万/坪 (33.5年/47.3坪) | - | 11.3万/坪 (49.9年/76.6坪) |
| 古高松駅 | - | - | 19.5万/坪 (46.0年/46.9坪) |
| 八栗駅 | 23.9万/坪 (38.5年/134坪) | 18.3万/坪 (36.8年/136坪) | 24.0万/坪 (25.7年/91.8坪) |
| 六万寺駅 | - | 62.5万/坪 (0.4年/81.2坪) | 46.2万/坪 (25.2年/94.5坪) |
| 大町駅 | 36.0万/坪 (33.5年/87.7坪) | 39.7万/坪 (26.5年/37.8坪) | - |
| 八栗新道駅 | 54.6万/坪 (0.8年/63.5坪) | 57.1万/坪 (0.8年/54.5坪) | - |
| 塩屋駅 | 44.9万/坪 (20.1年/59.7坪) | - | - |
| 房前駅 | - | 25.5万/坪 (27.5年/69.6坪) | 75.1万/坪 (0.5年/60.5坪) |
| 原駅 | - | 16.5万/坪 (41.5年/45.4坪) | - |
| 琴電志度駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松島二丁目駅 25.3 万/坪(昨年同期比 +167.9 ％)
松島二丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +167.9％( +15.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 26.3年から +42.8 ％増)。平均土地面積は 200.0 坪 (昨年 56.0 坪から +257.3 ％増)。平均建物面積は 90.4 坪 (昨年 87.7 坪から +3.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.3 年 → 2021年 37.5 年、+42.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.5 分 → 2021年 12.8 分、+70.7 ％と大きく増加)
瓦町駅 58.8 万/坪(昨年同期比 +48.2 ％)
瓦町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +48.2％( +19.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて -16.7％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 51.9年(昨年 43.4年から +19.4 ％増)。平均土地面積は 62.2 坪 (昨年 68.2 坪から -8.8 ％減)。平均建物面積は 98.9 坪 (昨年 89.7 坪から +10.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 5.5 分 → 2021年 4.7 分、-14.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 30.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 ％ → 2021年 10.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 43.4 年 → 2021年 51.9 年、+19.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 70.0 ％ → 2021年 90.0 ％)
沖松島駅 25.1 万/坪(昨年同期比 -50.8 ％)
沖松島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -50.8％( -25.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 25.5年から +41.2 ％増)。平均土地面積は 35.8 坪 (昨年 108.6 坪から -67.0 ％減)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 96.0 坪から -75.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.4 分 → 2021年 6.7 分、-20.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 25.5 年 → 2021年 35.9 年、+41.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
大町駅 36.0 万/坪(昨年同期比 -9.3 ％)
大町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.0万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -9.3％( -3.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 26.5年から +26.4 ％増)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 37.8 坪から +132.0 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 30.3 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.0 分 → 2021年 6.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.5 年 → 2021年 33.5 年、+26.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示