【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR小海線 (野辺山駅～小諸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.1％( -5.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2020年)に比べて +20.8％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 24.6年から +13.5 ％増)。平均土地面積は 155.4 坪 (昨年 138.3 坪から +12.3 ％増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 37.0 坪から +8.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。小諸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは滑津駅で昨年に比べ +367.3 ％、坪単価は 91.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(滑津駅)は +367.3 ％(坪単価 +72.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(野辺山駅)は -72.9 ％(坪単価 -33.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 ％ → 2021年 39.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 24.6 年 → 2021年 27.9 年、+13.5 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 34.0 分 → 2021年 40.8 分、+19.9 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.8 ％ → 2021年 13.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.8 ％ → 2021年 26.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった滑津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.5万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +367.3％( +72.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野辺山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -72.9％( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR小海線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野辺山駅 | 12.4万/坪 (42.3年/393坪) | 45.8万/坪 (26.8年/81.7坪) | 35.6万/坪 (0年/185坪) |
| 信濃川上駅 | - | 12.9万/坪 (23.3年/203坪) | 9.4万/坪 (0年/115坪) |
| 佐久広瀬駅 | - | - | - |
| 佐久海ノ口駅 | - | - | - |
| 海尻駅 | - | - | - |
| 松原湖駅 | - | - | - |
| 小海駅 | 3.2万/坪 (58.3年/123坪) | - | - |
| 馬流駅 | - | - | - |
| 高岩駅 | 4.6万/坪 (48.3年/87.7坪) | - | 8.3万/坪 (39.8年/160坪) |
| 八千穂駅 | - | 10.2万/坪 (27.3年/115坪) | - |
| 海瀬駅 | 23.1万/坪 (50.3年/333坪) | - | 11.0万/坪 (43.3年/89.2坪) |
| 羽黒下駅 | - | - | - |
| 青沼駅 | - | 13.8万/坪 (32.3年/163坪) | - |
| 臼田駅 | 7.1万/坪 (0年/148坪) | - | - |
| 龍岡城駅 | - | 2.8万/坪 (60.3年/59.0坪) | - |
| 太田部駅 | - | - | - |
| 中込駅 | 32.3万/坪 (22.1年/127坪) | 42.3万/坪 (19.8年/138坪) | 30.5万/坪 (32.5年/112坪) |
| 滑津駅 | 91.5万/坪 (50.3年/257坪) | 19.6万/坪 (0年/287坪) | - |
| 北中込駅 | 50.3万/坪 (37.3年/514坪) | - | 61.1万/坪 (16.5年/106坪) |
| 岩村田駅 | 31.7万/坪 (31.3年/98.3坪) | - | 87.4万/坪 (24.6年/191坪) |
| 佐久平駅 | 65.4万/坪 (16.5年/133坪) | 72.4万/坪 (11.0年/105坪) | 76.6万/坪 (14.3年/89.2坪) |
| 中佐都駅 | - | - | 110万/坪 (0.25年/78.7坪) |
| 美里駅 | - | 113万/坪 (0.25年/78.7坪) | |
| 三岡駅 | - | 22.6万/坪 (25.3年/106坪) | 7.2万/坪 (37.3年/84.7坪) |
| 乙女駅 | - | 16.5万/坪 (28.3年/224坪) | 60.1万/坪 (8.3年/63.5坪) |
| 東小諸駅 | - | 21.0万/坪 (60.3年/66.6坪) | 29.3万/坪 (19.3年/62.0坪) |
| 小諸駅 | 47.0万/坪 (21.5年/97.6坪) | 28.3万/坪 (40.8年/188坪) | 23.1万/坪 (37.8年/153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
滑津駅 91.5 万/坪(昨年同期比 +367.3 ％)
滑津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.5万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +367.3％( +72.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 257.1 坪 (昨年 287.4 坪から -10.5 ％減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 40.8 坪から -51.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 8.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
野辺山駅 12.4 万/坪(昨年同期比 -72.9 ％)
野辺山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -72.9％( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 26.8年から +57.9 ％増)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 81.7 坪から +381.5 ％増)。平均建物面積は 12.1 坪 (昨年 48.4 坪から -75.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.8 年 → 2021年 42.3 年、+57.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 47.0 分 → 2021年 120.0 分、+155.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示