【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の上田電鉄別所線 (上田駅~別所温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +63.0%( +21.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2022年)に比べて +77.8%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 32.0年から -12.8 %減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 92.2 坪から -1.5 %減)。平均建物面積は 46.7 坪 (昨年 42.6 坪から +9.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。上田原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは別所温泉駅で昨年に比べ +1033.3 %、坪単価は 5.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(別所温泉駅)は +1033.3 %(坪単価 +5.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三好町駅)は -16.7 %(坪単価 -7.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 32.0 年 → 2023年 27.9 年、-12.8 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 % → 2023年 24.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 % → 2023年 34.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 19.4 分 → 2023年 27.0 分、+39.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 26.7 % → 2023年 31.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 % → 2023年 3.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +111.1%( +28.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった別所温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +1033.3%( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
上田電鉄別所線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上田駅 | 54.0万/坪 (34.0年/103坪) | 25.6万/坪 (34.3年/84.3坪) | 43.2万/坪 (26.5年/142坪) |
城下駅 | 43.5万/坪 (24.9年/86.7坪) | 38.6万/坪 (26.3年/154坪) | - |
三好町駅 | 37.8万/坪 (37.3年/49.9坪) | 45.3万/坪 (23.3年/84.7坪) | - |
赤坂上駅 | - | 37.8万/坪 (36.3年/84.7坪) | 66.8万/坪 (10.5年/77.9坪) |
上田原駅 | 49.1万/坪 (27.3年/89.0坪) | 36.2万/坪 (33.6年/92.3坪) | 60.3万/坪 (23.5年/80.4坪) |
寺下駅 | - | 84.4万/坪 (0.25年/96.8坪) | - |
神畑駅 | 21.0万/坪 (33.3年/142坪) | - | - |
大学前駅 | - | 29.0万/坪 (34.6年/108坪) | - |
下之郷駅 | 73.8万/坪 (5.3年/60.5坪) | - | - |
中塩田駅 | 108万/坪 (2.3年/79.4坪) | - | - |
塩田町駅 | 3.3万/坪 (52.3年/106坪) | - | 37.0万/坪 (29.3年/65.0坪) |
中野駅 | - | - | - |
舞田駅 | - | - | - |
八木沢駅 | - | - | - |
別所温泉駅 | 5.6万/坪 (57.3年/16.6坪) | 0.5万/坪 (50.3年/39.3坪) | 17.2万/坪 (47.0年/136坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
別所温泉駅 5.6 万/坪(昨年同期比 +1033.3 %)
別所温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +1033.3%( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 57.3年(昨年 50.3年から +13.9 %増)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 39.3 坪から -57.7 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 30.3 坪から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 6.0 分、-80.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 50.3 年 → 2023年 57.3 年、+13.9 %と増加)
三好町駅 37.8 万/坪(昨年同期比 -16.7 %)
三好町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -16.7%( -7.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 37.3年(昨年 23.3年から +60.2 %増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 84.7 坪から -41.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 52.9 坪から -40.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 23.3 年 → 2023年 37.3 年、+60.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 6.0 分、+50.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示