【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期の上田電鉄別所線 (上田駅~別所温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.0万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +32.4%( +13.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2019年)に比べて +3.7%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 28.3年から -47.1 %減)。平均土地面積は 71.5 坪 (昨年 105.8 坪から -32.4 %減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 40.8 坪から +5.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。上田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上田原駅で昨年に比べ +844.1 %、坪単価は 71.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(上田原駅、別所温泉駅)は +538.7 %(坪単価 +43.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中塩田駅、赤坂上駅)は -61.1 %(坪単価 -45.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.3 年 → 2020年 15.0 年、-47.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 36.2 分 → 2020年 24.8 分、-31.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.0 % → 2020年 40.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 44.0 % → 2020年 32.0 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.0 % → 2020年 4.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.7万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +844.1%( +64.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中塩田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.2万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -86.3%( -64.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
上田電鉄別所線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上田駅 | 64.4万/坪 (12.1年/70.9坪) | 45.8万/坪 (29.4年/124坪) | 41.9万/坪 (25.5年/106坪) |
城下駅 | 47.5万/坪 (23.0年/65.0坪) | - | 41.8万/坪 (15.5年/59.0坪) |
三好町駅 | 50.2万/坪 (10.0年/89.2坪) | 54.1万/坪 (27.5年/60.5坪) | - |
赤坂上駅 | 46.9万/坪 (18.9年/63.0坪) | 73.1万/坪 (6.0年/119坪) | 31.9万/坪 (24.0年/102坪) |
上田原駅 | 71.7万/坪 (8.3年/66.2坪) | 7.6万/坪 (39.5年/82.7坪) | 55.0万/坪 (9.5年/81.2坪) |
寺下駅 | - | 31.9万/坪 (41.5年/59.0坪) | 9.6万/坪 (41.5年/175坪) |
神畑駅 | - | - | 66.1万/坪 (0.5年/66.6坪) |
大学前駅 | - | 52.2万/坪 (15.5年/56.0坪) | 22.9万/坪 (48.5年/148坪) |
下之郷駅 | - | - | - |
中塩田駅 | 10.2万/坪 (21.5年/63.5坪) | 74.7万/坪 (3.5年/87.7坪) | 72.4万/坪 (0.5年/72.6坪) |
塩田町駅 | - | - | 52.2万/坪 (20.0年/124坪) |
中野駅 | - | - | - |
舞田駅 | 29.6万/坪 (24.5年/151坪) | - | - |
八木沢駅 | - | - | - |
別所温泉駅 | 33.1万/坪 (39.5年/33.3坪) | 9.9万/坪 (50.5年/130坪) | 23.0万/坪 (27.5年/112坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上田原駅 71.7 万/坪(昨年同期比 +844.1 %)
上田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.7万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +844.1%( +64.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.3年(昨年 39.5年から -79.1 %減)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 82.7 坪から -20.0 %減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 41.3 坪から -22.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 39.5 年 → 2020年 8.3 年、-79.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 58.7 分 → 2020年 16.5 分、-71.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 25.0 %)
別所温泉駅 33.1 万/坪(昨年同期比 +233.3 %)
別所温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +233.3%( +23.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 39.5年(昨年 50.5年から -21.8 %減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 130.1 坪から -74.4 %減)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 36.3 坪から -58.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 50.5 年 → 2020年 39.5 年、-21.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 8.0 分 → 2020年 6.0 分、-25.0 %と大きく減少)
中塩田駅 10.2 万/坪(昨年同期比 -86.3 %)
中塩田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.2万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -86.3%( -64.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 3.5年から +514.2 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 87.7 坪から -27.6 %減)。平均建物面積は 127.1 坪 (昨年 34.8 坪から +265.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 3.5 年 → 2020年 21.5 年、+514.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 1.0 分 → 2020年 20.0 分、+1900.0 %と大きく増加)
赤坂上駅 46.9 万/坪(昨年同期比 -35.9 %)
赤坂上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -35.9%( -26.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 6.0年から +213.8 %増)。平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 119.5 坪から -47.3 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 60.5 坪から -37.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 18.0 分 → 2020年 16.0 分、-11.1 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 6.0 年 → 2020年 18.9 年、+213.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示