![記事監修:岩野 愛弓](/image/spacer.png)
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の東武桐生線 (太田駅~赤城駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -24.2%( -11.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 28 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 25.6年から +14.7 %増)。平均土地面積は 110.1 坪 (昨年 141.9 坪から -22.4 %減)。平均建物面積は 51.1 坪 (昨年 83.1 坪から -38.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。藪塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新桐生駅で昨年に比べ +129.2 %、坪単価は 40.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(新桐生駅、藪塚駅)は +100.8 %(坪単価 +19.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(阿左美駅、治良門橋駅)は -90.6 %(坪単価 -78.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.0 % → 2024年 28.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.5 % → 2024年 24.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 25.6 年 → 2024年 29.3 年、+14.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 36.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.3万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +2.5%( +1.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -70.0%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった治良門橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.7%( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
東武桐生線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
太田駅 | 58.3万/坪 (27.2年/77.7坪) | 56.8万/坪 (22.6年/130坪) | 78.0万/坪 (16.8年/68.9坪) |
三枚橋駅 | 31.6万/坪 (42.0年/69.1坪) | 67.2万/坪 (12.3年/140坪) | 15.0万/坪 (48.5年/34.8坪) |
治良門橋駅 | 6.1万/坪 (33.5年/230坪) | 53.7万/坪 (19.5年/169坪) | 50.6万/坪 (21.3年/206坪) |
藪塚駅 | 36.5万/坪 (21.5年/72.1坪) | 21.2万/坪 (29.7年/108坪) | 26.2万/坪 (26.5年/57.5坪) |
阿左美駅 | 8.9万/坪 (0年/545坪) | 118万/坪 (37.0年/242坪) | 63.7万/坪 (3.0年/71.1坪) |
新桐生駅 | 40.3万/坪 (27.1年/102坪) | 17.6万/坪 (36.3年/177坪) | 48.7万/坪 (47.5年/71.1坪) |
相老駅 | 25.9万/坪 (33.0年/95.5坪) | 34.9万/坪 (19.5年/98.3坪) | 27.9万/坪 (36.2年/112坪) |
赤城駅 | - | 21.8万/坪 (38.5年/184坪) | 8.7万/坪 (25.5年/56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新桐生駅 40.3 万/坪(昨年同期比 +129.2 %)
新桐生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.3万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +129.2%( +22.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 36.3年から -25.3 %減)。平均土地面積は 101.5 坪 (昨年 177.5 坪から -42.8 %減)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 149.0 坪から -73.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 36.3 年 → 2024年 27.1 年、-25.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 % → 2024年 28.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 28.6 %)
藪塚駅 36.5 万/坪(昨年同期比 +72.4 %)
藪塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +72.4%( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 29.7年から -27.6 %減)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 107.9 坪から -33.2 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 165.2 坪から -79.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.7 年 → 2024年 21.5 年、-27.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 33.3 %)
阿左美駅 8.9 万/坪(昨年同期比 -92.5 %)
阿左美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -92.5%( -109.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 544.5 坪 (昨年 242.0 坪から +125.0 %増)。平均建物面積は 111.9 坪 (昨年 31.0 坪から +261.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.5 分 → 2024年 16.0 分、-39.6 %と大きく減少)
治良門橋駅 6.1 万/坪(昨年同期比 -88.7 %)
治良門橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.7%( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.5年(昨年 19.5年から +71.8 %増)。平均土地面積は 229.9 坪 (昨年 169.4 坪から +35.7 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 24.2 坪から +50.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 19.0 分、-36.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.5 年 → 2024年 33.5 年、+71.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示