【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の東武佐野線 (館林駅～渡瀬駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.7万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +10.0％( +5.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて +22.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 11.0年から +32.1 ％増)。平均土地面積は 87.8 坪 (昨年 105.3 坪から -16.6 ％減)。平均建物面積は 35.6 坪 (昨年 50.7 坪から -29.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。渡瀬駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは渡瀬駅で昨年に比べ +22.4 ％、坪単価は 71.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(渡瀬駅)は +22.4 ％(坪単価 +13.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(館林駅)は +5.8 ％(坪単価 +3.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 21.8 分 → 2022年 18.9 分、-13.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.5 ％ → 2022年 7.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 24.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 11.0 年 → 2022年 14.5 年、+32.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.8 ％ → 2022年 12.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 61.9 ％ → 2022年 56.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渡瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +22.4％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった館林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.8％( +3.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +46.2％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東武佐野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 館林駅 | 57.4万/坪 (17.5年/89.9坪) | 54.3万/坪 (15.5年/79.3坪) | 43.0万/坪 (18.4年/137坪) |
| 渡瀬駅 | 71.9万/坪 (6.8年/82.8坪) | 58.8万/坪 (3.6年/143坪) | 7.1万/坪 (47.3年/304坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
渡瀬駅 71.9 万/坪(昨年同期比 +22.4 ％)
渡瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +22.4％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 6.8年(昨年 3.6年から +88.1 ％増)。平均土地面積は 82.8 坪 (昨年 142.7 坪から -42.0 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 60.9 坪から -46.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.2 分 → 2022年 13.5 分、-16.8 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 3.6 年 → 2022年 6.8 年、+88.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 87.5 ％ → 2022年 57.1 ％)
館林駅 57.4 万/坪(昨年同期比 +5.8 ％)
館林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.8％( +3.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +46.2％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 15.5年から +12.9 ％増)。平均土地面積は 89.9 坪 (昨年 79.3 坪から +13.3 ％増)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 44.0 坪から -16.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 25.6 分 → 2022年 21.2 分、-17.2 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 46.2 ％ → 2022年 55.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.5 ％ → 2022年 27.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 15.5 年 → 2022年 17.5 年、+12.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.7 ％ → 2022年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示