【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の上信電鉄上信線 (高崎駅～下仁田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.5万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +14.4％( +9.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 44 件(１年前(2022年)に比べて +76.0％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 17.0年から +40.8 ％増)。平均土地面積は 114.6 坪 (昨年 83.9 坪から +36.7 ％増)。平均建物面積は 54.6 坪 (昨年 33.6 坪から +62.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。高崎駅、東富岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東富岡駅で昨年に比べ +54.0 ％、坪単価は 45.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(東富岡駅)は +54.0 ％(坪単価 +15.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西富岡駅)は -49.5 ％(坪単価 -45.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 26.1 ％ → 2023年 23.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.0 年 → 2023年 23.9 年、+40.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 20.9 分 → 2023年 23.9 分、+14.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.0 ％ → 2023年 28.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 52.2 ％ → 2023年 35.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +30.8％( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2022年)に比べて +116.7％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吉井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.5万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -36.0％( -24.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 上信電鉄上信線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高崎駅 | 99.2万/坪 (17.6年/99.6坪) | 75.9万/坪 (19.1年/56.7坪) | 92.4万/坪 (13.6年/75.4坪) |
| 南高崎駅 | 85.0万/坪 (1.0年/69.6坪) | - | - |
| 佐野のわたし駅 | - | - | 59.5万/坪 (9.0年/67.3坪) |
| 根小屋駅 | - | - | - |
| 高崎商科大学前駅 | - | - | - |
| 山名駅 | - | - | - |
| 西山名駅 | 12.0万/坪 (48.0年/63.5坪) | - | - |
| 馬庭駅 | 52.7万/坪 (25.0年/154坪) | - | - |
| 吉井駅 | 43.5万/坪 (28.5年/97.6坪) | 68.0万/坪 (3.0年/74.1坪) | 12.3万/坪 (36.0年/59.0坪) |
| 西吉井駅 | - | 69.1万/坪 (1.0年/87.7坪) | 17.7万/坪 (38.5年/55.2坪) |
| 上州新屋駅 | - | 19.6万/坪 (34.0年/133坪) | - |
| 上州福島駅 | 26.7万/坪 (39.0年/69.6坪) | - | 37.0万/坪 (20.0年/177坪) |
| 東富岡駅 | 45.1万/坪 (45.0年/245坪) | 29.3万/坪 (24.0年/159坪) | - |
| 上州富岡駅 | 57.7万/坪 (29.0年/191坪) | 56.2万/坪 (1.0年/69.6坪) | 29.3万/坪 (35.0年/81.7坪) |
| 西富岡駅 | 45.9万/坪 (29.5年/72.6坪) | 91.0万/坪 (0.5年/66.6坪) | 16.0万/坪 (37.0年/75.1坪) |
| 上州七日市駅 | - | 66.1万/坪 (1.0年/78.7坪) | 43.4万/坪 (19.0年/73.8坪) |
| 上州一ノ宮駅 | - | - | 4.7万/坪 (39.0年/45.4坪) |
| 神農原駅 | - | 28.7万/坪 (25.0年/266坪) | 22.7万/坪 (27.0年/303坪) |
| 南蛇井駅 | 32.2万/坪 (43.0年/333坪) | - | - |
| 千平駅 | - | 0.7万/坪 (68.0年/115坪) | - |
| 下仁田駅 | 13.1万/坪 (33.5年/69.6坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東富岡駅 45.1 万/坪(昨年同期比 +54.0 ％)
東富岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +54.0％( +15.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.0年(昨年 24.0年から +87.5 ％増)。平均土地面積は 245.0 坪 (昨年 158.8 坪から +54.3 ％増)。平均建物面積は 168.6 坪 (昨年 31.8 坪から +431.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 45.0 分 → 2023年 9.0 分、-80.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 24.0 年 → 2023年 45.0 年、+87.5 ％と大きく増加)
西富岡駅 45.9 万/坪(昨年同期比 -49.5 ％)
西富岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.9万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -49.5％( -45.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.5年(昨年 0.5年から +5803.8 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 66.6 坪から +9.1 ％増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 34.8 坪から -26.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 29.0 分 → 2023年 5.5 分、-81.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 0.5 年 → 2023年 29.5 年、+5803.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示