【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の上信電鉄上信線 (高崎駅~下仁田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.2万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +17.1%( +8.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 52 件(1年前(2020年)に比べて +57.6%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 26.8年から -14.5 %減)。平均土地面積は 88.4 坪 (昨年 87.0 坪から +1.6 %増)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 35.1 坪から +28.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。高崎駅、西吉井駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは吉井駅で昨年に比べ +128.6 %、坪単価は 88.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(吉井駅、西吉井駅)は +88.0 %(坪単価 +35.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上州福島駅、東富岡駅)は -67.0 %(坪単価 -43.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 26.8 年 → 2021年 22.9 年、-14.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.0 % → 2021年 36.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.0 % → 2021年 23.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 19.8 分 → 2021年 22.2 分、+11.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 34.5 % → 2021年 36.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +128.6%( +49.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上州福島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -75.6%( -46.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
上信電鉄上信線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高崎駅 | 73.5万/坪 (18.8年/66.7坪) | 51.8万/坪 (30.2年/51.6坪) | 65.3万/坪 (16.4年/61.7坪) |
南高崎駅 | - | - | - |
佐野のわたし駅 | - | - | - |
根小屋駅 | 67.7万/坪 (10.3年/63.5坪) | 69.3万/坪 (0.25年/69.6坪) | - |
高崎商科大学前駅 | - | - | 39.5万/坪 (19.3年/148坪) |
山名駅 | 90.9万/坪 (-0.75年/66.6坪) | - | 6.1万/坪 (43.3年/49.9坪) |
西山名駅 | - | - | - |
馬庭駅 | 16.1万/坪 (26.3年/109坪) | - | 11.8万/坪 (32.3年/51.4坪) |
吉井駅 | 38.6万/坪 (26.3年/145坪) | 9.6万/坪 (39.3年/145坪) | |
西吉井駅 | 66.1万/坪 (0.25年/69.6坪) | 44.9万/坪 (37.3年/66.6坪) | - |
上州新屋駅 | - | - | - |
上州福島駅 | 15.0万/坪 (39.3年/158坪) | 61.6万/坪 (32.8年/191坪) | 19.5万/坪 (22.3年/303坪) |
東富岡駅 | 28.9万/坪 (26.3年/78.7坪) | 69.3万/坪 (0.25年/78.7坪) | 15.9万/坪 (24.3年/78.7坪) |
上州富岡駅 | - | - | 73.9万/坪 (0.25年/79.7坪) |
西富岡駅 | 29.9万/坪 (16.3年/65.8坪) | 30.6万/坪 (28.6年/169坪) | - |
上州七日市駅 | 22.7万/坪 (53.3年/112坪) | - | - |
上州一ノ宮駅 | 27.4万/坪 (25.3年/162坪) | 24.6万/坪 (15.9年/124坪) | 46.4万/坪 (28.3年/201坪) |
神農原駅 | 2.4万/坪 (0年/203坪) | - | 18.3万/坪 (35.3年/160坪) |
南蛇井駅 | - | - | - |
千平駅 | - | - | 1.4万/坪 (46.3年/78.7坪) |
下仁田駅 | 5.8万/坪 (43.3年/111坪) | - | 23.1万/坪 (0年/248坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吉井駅 88.2 万/坪(昨年同期比 +128.6 %)
吉井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +128.6%( +49.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.3年(昨年 26.3年から +99.0 %増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 36.3 坪から -37.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.3 年 → 2021年 52.3 年、+99.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.5 分 → 2021年 21.0 分、+82.6 %と大きく増加)
西吉井駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +47.4 %)
西吉井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +47.4%( +21.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.3年(昨年 37.3年から -99.3 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 66.6 坪から +4.5 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 21.2 坪から +71.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 37.3 年 → 2021年 0.3 年、-99.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 18.0 分 → 2021年 5.0 分、-72.2 %と大きく減少)
上州福島駅 15.0 万/坪(昨年同期比 -75.6 %)
上州福島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -75.6%( -46.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 32.8年から +19.8 %増)。平均土地面積は 157.9 坪 (昨年 190.6 坪から -17.1 %減)。平均建物面積は 37.5 坪 (昨年 61.3 坪から -38.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 32.8 年 → 2021年 39.3 年、+19.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 22.0 分 → 2021年 38.8 分、+76.4 %と大きく増加)
東富岡駅 28.9 万/坪(昨年同期比 -58.3 %)
東富岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.9万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.3%( -40.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.3年(昨年 0.3年から +10322.8 %増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 78.7 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 31.8 坪から +4.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.3 年 → 2021年 26.3 年、+10322.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.0 分 → 2021年 30.0 分、+130.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示