【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の福島交通飯坂線 (福島駅～飯坂温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.9万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -2.3％( -1.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 298 件(１年前(2019年)に比べて +27.9％( +65件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 18.7年から -9.8 ％減)。平均土地面積は 75.8 坪 (昨年 87.5 坪から -13.4 ％減)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 49.4 坪から -9.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。花水坂駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは笹谷駅で昨年に比べ +165.2 ％、坪単価は 107 万円/坪となった。
上位 2 駅(笹谷駅、花水坂駅)は +100.5 ％(坪単価 +39.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(曽根田駅、桜水駅)は -68.7 ％(坪単価 -96.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 39.5 ％ → 2020年 49.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 19.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 9.5 ％ → 2020年 6.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 ％ → 2020年 1.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +165.2％( +66.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった桜水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -61.3％( -49.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| 福島交通飯坂線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福島駅 | 65.3万/坪 (17.9年/77.7坪) | 65.2万/坪 (23.0年/93.4坪) | 72.2万/坪 (25.2年/92.4坪) |
| 曽根田駅 | 45.3万/坪 (30.4年/87.7坪) | 189万/坪 (0年/54.5坪) | - |
| 美術館図書館前駅 | 62.7万/坪 (0.5年/71.1坪) | 91.1万/坪 (2.7年/53.5坪) | 58.5万/坪 (24.8年/94.2坪) |
| 岩代清水駅 | 58.3万/坪 (24.7年/67.5坪) | 64.4万/坪 (16.2年/73.5坪) | 38.8万/坪 (23.6年/79.5坪) |
| 泉駅 | 71.7万/坪 (14.2年/76.5坪) | 70.9万/坪 (16.7年/92.2坪) | 70.0万/坪 (16.2年/81.9坪) |
| 上松川駅 | 69.0万/坪 (17.5年/77.7坪) | 60.4万/坪 (18.3年/65.8坪) | 92.7万/坪 (0.13年/52.4坪) |
| 笹谷駅 | 107万/坪 (5.5年/56.0坪) | 40.2万/坪 (26.8年/92.0坪) | 95.8万/坪 (3.1年/66.6坪) |
| 桜水駅 | 31.4万/坪 (36.7年/82.0坪) | 81.3万/坪 (10.3年/64.9坪) | 76.8万/坪 (22.1年/67.3坪) |
| 平野駅 | 88.9万/坪 (5.1年/66.1坪) | 83.0万/坪 (5.2年/86.6坪) | 56.5万/坪 (16.3年/70.8坪) |
| 医王寺前駅 | 43.6万/坪 (16.2年/75.1坪) | 40.9万/坪 (26.8年/51.4坪) | 48.0万/坪 (20.5年/89.2坪) |
| 花水坂駅 | 47.6万/坪 (15.7年/72.1坪) | 35.0万/坪 (54.4年/53.7坪) | 57.3万/坪 (16.8年/393坪) |
| 飯坂温泉駅 | 33.2万/坪 (33.7年/85.7坪) | 51.6万/坪 (24.0年/62.9坪) | 15.6万/坪 (39.7年/68.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笹谷駅 106.6 万/坪(昨年同期比 +165.2 ％)
笹谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +165.2％( +66.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.5年(昨年 26.8年から -79.4 ％減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 92.0 坪から -39.2 ％減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 41.1 坪から -22.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 26.8 年 → 2020年 5.5 年、-79.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 70.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 8.3 分 → 2020年 9.3 分、+12.2 ％と増加)
花水坂駅 47.6 万/坪(昨年同期比 +35.9 ％)
花水坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +35.9％( +12.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.7年(昨年 54.4年から -71.2 ％減)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 53.7 坪から +34.3 ％増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 43.9 坪から -19.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 54.4 年 → 2020年 15.7 年、-71.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 7.0 分、+40.0 ％と大きく増加)
曽根田駅 45.3 万/坪(昨年同期比 -76.0 ％)
曽根田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.3万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -76.0％( -143.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 54.5 坪から +61.1 ％増)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 21.2 坪から +133.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 15.0 分 → 2020年 13.3 分、-11.1 ％と減少)
桜水駅 31.4 万/坪(昨年同期比 -61.3 ％)
桜水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -61.3％( -49.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 10.3年から +257.9 ％増)。平均土地面積は 82.0 坪 (昨年 64.9 坪から +26.4 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 32.4 坪から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 ％ → 2020年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.3 年 → 2020年 36.7 年、+257.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.2 分 → 2020年 11.8 分、+28.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 ％ → 2020年 62.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示