【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の平成筑豊鉄道田川線 (行橋駅～田川伊田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.6％( -13.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 78 件(１年前(2021年)に比べて -7.1％( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 16.2年から +68.7 ％増)。平均土地面積は 108.8 坪 (昨年 83.7 坪から +30.0 ％増)。平均建物面積は 46.0 坪 (昨年 48.2 坪から -4.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。今川河童駅、田川伊田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは勾金駅で昨年に比べ +825.6 ％、坪単価は 46.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(勾金駅、新豊津駅)は +738.2 ％(坪単価 +29.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(豊津駅、犀川駅)は -60.1 ％(坪単価 -13.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.8 ％ → 2022年 5.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.2 年 → 2022年 27.4 年、+68.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 19.5 分 → 2022年 21.4 分、+10.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.5 ％ → 2022年 37.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 ％ → 2022年 26.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美夜古泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -40.0％( -37.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった犀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -52.8％( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 平成筑豊鉄道田川線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 行橋駅 | 44.1万/坪 (20.4年/79.4坪) | 60.0万/坪 (13.2年/66.1坪) | 43.3万/坪 (22.9年/94.5坪) |
| 令和コスタ行橋駅 | - | 59.2万/坪 (0.25年/54.5坪) | - |
| 美夜古泉駅 | 56.9万/坪 (33.7年/156坪) | 94.8万/坪 (0.25年/59.0坪) | 27.5万/坪 (41.3年/152坪) |
| 今川河童駅 | 20.2万/坪 (34.5年/119坪) | 49.6万/坪 (20.5年/69.1坪) | |
| 豊津駅 | 9.0万/坪 (53.2年/169坪) | 27.5万/坪 (8.5年/204坪) | 31.4万/坪 (22.8年/319坪) |
| 新豊津駅 | 20.1万/坪 (39.2年/290坪) | 11.3万/坪 (41.0年/77.5坪) | |
| 犀川駅 | 7.9万/坪 (47.0年/106坪) | 16.8万/坪 (27.9年/209坪) | 7.7万/坪 (24.3年/296坪) |
| 崎山駅 | - | - | - |
| 油須原駅 | - | - | - |
| 赤駅 | - | - | - |
| 内田駅 | - | - | 9.2万/坪 (36.3年/139坪) |
| 柿下温泉口駅 | - | 13.2万/坪 (36.5年/484坪) | - |
| 勾金駅 | 46.7万/坪 (42.5年/75.6坪) | 5.0万/坪 (43.0年/121坪) | 47.8万/坪 (33.0年/81.7坪) |
| 上伊田駅 | - | 39.7万/坪 (5.8年/45.4坪) | 35.7万/坪 (22.0年/103坪) |
| 田川伊田駅 | 22.9万/坪 (33.1年/94.9坪) | 18.6万/坪 (40.3年/99.4坪) | 11.0万/坪 (35.9年/119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
勾金駅 46.7 万/坪(昨年同期比 +825.6 ％)
勾金駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +825.6％( +41.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 43.0年から -1.2 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 121.0 坪から -37.5 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 34.8 坪から -26.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 23.0 分、+64.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 100.0 ％)
新豊津駅 20.1 万/坪(昨年同期比 +650.9 ％)
新豊津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.1万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +650.9％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 39.0年から +0.3 ％増)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 299.5 坪から -85.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
豊津駅 9.0 万/坪(昨年同期比 -67.4 ％)
豊津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.0万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -67.4％( -18.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 53.2年(昨年 8.5年から +524.8 ％増)。平均土地面積は 168.6 坪 (昨年 204.2 坪から -17.4 ％減)。平均建物面積は 58.7 坪 (昨年 28.0 坪から +109.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.5 年 → 2022年 53.2 年、+524.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 41.5 分、+591.7 ％と大きく増加)
犀川駅 7.9 万/坪(昨年同期比 -52.8 ％)
犀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -52.8％( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 27.9年から +68.6 ％増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 208.7 坪から -49.3 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 46.9 坪から -19.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 57.7 分 → 2022年 30.0 分、-48.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 27.9 年 → 2022年 47.0 年、+68.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示