【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の平成筑豊鉄道田川線 (行橋駅～田川伊田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.2万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -1.5％( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 87 件(１年前(2019年)に比べて +97.7％( +43件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 27.1年から -6.4 ％減)。平均土地面積は 103.8 坪 (昨年 113.5 坪から -8.6 ％減)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 59.5 坪から -10.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。行橋駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは勾金駅で昨年に比べ +1488.9 ％、坪単価は 47.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(勾金駅、豊津駅)は +800.1 ％(坪単価 +30.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(美夜古泉駅、新豊津駅)は -66.3 ％(坪単価 -51.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.6 ％ → 2020年 29.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.0 ％ → 2020年 26.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.3 ％ → 2020年 35.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 9.1 ％ → 2020年 2.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった今川河童駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -37.4％( -29.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった犀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -10.5％( -0.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 平成筑豊鉄道田川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 行橋駅 | 43.3万/坪 (22.9年/94.5坪) | 39.9万/坪 (27.5年/91.3坪) | 44.6万/坪 (19.4年/103坪) |
| 令和コスタ行橋駅 | - | - | - |
| 美夜古泉駅 | 27.5万/坪 (41.3年/152坪) | 116万/坪 (0.25年/59.7坪) | 45.2万/坪 (25.5年/67.3坪) |
| 今川河童駅 | 49.6万/坪 (20.5年/69.1坪) | 79.3万/坪 (0年/72.6坪) | 12.7万/坪 (34.2年/150坪) |
| 豊津駅 | 31.4万/坪 (22.8年/319坪) | 14.8万/坪 (38.7年/306坪) | 26.7万/坪 (28.4年/116坪) |
| 新豊津駅 | 11.3万/坪 (41.0年/77.5坪) | 26.0万/坪 (16.5年/169坪) | - |
| 犀川駅 | 7.7万/坪 (24.3年/296坪) | 8.6万/坪 (19.3年/296坪) | 12.6万/坪 (30.7年/214坪) |
| 崎山駅 | - | - | - |
| 油須原駅 | - | - | 3.5万/坪 (39.5年/42.4坪) |
| 赤駅 | - | - | - |
| 内田駅 | 9.2万/坪 (36.3年/139坪) | - | 4.9万/坪 (0年/33.3坪) |
| 柿下温泉口駅 | - | - | - |
| 勾金駅 | 47.8万/坪 (33.0年/81.7坪) | 3.0万/坪 (61.0年/121坪) | - |
| 上伊田駅 | 35.7万/坪 (22.0年/103坪) | - | 13.2万/坪 (52.0年/272坪) |
| 田川伊田駅 | 11.0万/坪 (35.9年/119坪) | 12.5万/坪 (33.5年/115坪) | 18.6万/坪 (29.5年/121坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
勾金駅 47.8 万/坪(昨年同期比 +1488.9 ％)
勾金駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.8万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +1488.9％( +44.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.0年(昨年 61.0年から -45.9 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 121.0 坪から -32.5 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 33.3 坪から -18.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 61.0 年 → 2020年 33.0 年、-45.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 26.0 分 → 2020年 9.0 分、-65.4 ％と大きく減少)
豊津駅 31.4 万/坪(昨年同期比 +111.4 ％)
豊津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +111.4％( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 38.7年から -41.1 ％減)。平均土地面積は 319.1 坪 (昨年 305.5 坪から +4.5 ％増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 142.2 坪から -73.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 38.7 年 → 2020年 22.8 年、-41.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 33.2 分 → 2020年 15.0 分、-54.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
美夜古泉駅 27.5 万/坪(昨年同期比 -76.2 ％)
美夜古泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -76.2％( -88.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 0.3年から +16367.2 ％増)。平均土地面積は 152.3 坪 (昨年 59.7 坪から +154.9 ％増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 31.0 坪から +29.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.3 年 → 2020年 41.3 年、+16367.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.0 分 → 2020年 8.3 分、+108.3 ％と大きく増加)
新豊津駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -56.4 ％)
新豊津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -56.4％( -14.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 16.5年から +148.5 ％増)。平均土地面積は 77.5 坪 (昨年 169.4 坪から -54.2 ％減)。平均建物面積は 23.1 坪 (昨年 42.4 坪から -45.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 22.2 分、-25.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 16.5 年 → 2020年 41.0 年、+148.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示