【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の甘木鉄道甘木線 (小郡駅～甘木駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.4万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +39.8％( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて -15.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 16.2年(昨年 24.9年から -34.9 ％減)。平均土地面積は 77.0 坪 (昨年 89.6 坪から -14.0 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 53.1 坪から -40.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。太刀洗駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは甘木駅で昨年に比べ +179.4 ％、坪単価は 81.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(甘木駅)は +179.4 ％(坪単価 +52.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小郡駅)は -40.8 ％(坪単価 -28.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 24.9 年 → 2023年 16.2 年、-34.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 26.7 ％ → 2023年 46.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 19.2 分 → 2023年 31.1 分、+62.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 26.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.8 ％ → 2023年 6.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった甘木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.8万円/坪(24.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +179.4％( +52.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -41.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった太刀洗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +95.1％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 甘木鉄道甘木線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小郡駅 | 40.6万/坪 (41.5年/42.4坪) | 68.6万/坪 (7.5年/63.5坪) | - |
| 大板井駅 | 43.7万/坪 (30.0年/71.8坪) | - | - |
| 松崎駅 | 49.6万/坪 (40.5年/56.0坪) | - | - |
| 今隈駅 | - | 74.3万/坪 (0.5年/58.0坪) | 77.1万/坪 (0.5年/54.5坪) |
| 西太刀洗駅 | - | - | - |
| 山隈駅 | 59.5万/坪 (22.0年/68.1坪) | - | - |
| 太刀洗駅 | 35.8万/坪 (14.0年/60.5坪) | 18.3万/坪 (20.5年/72.6坪) | 32.6万/坪 (18.5年/296坪) |
| 高田駅 | 62.8万/坪 (0.5年/51.4坪) | 61.0万/坪 (8.5年/37.8坪) | - |
| 甘木駅 | 81.8万/坪 (4.7年/97.4坪) | 29.3万/坪 (37.2年/108坪) | 25.4万/坪 (35.5年/105坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
甘木駅 81.8 万/坪(昨年同期比 +179.4 ％)
甘木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.8万円/坪(24.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +179.4％( +52.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -41.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.7年(昨年 37.2年から -87.4 ％減)。平均土地面積は 97.4 坪 (昨年 107.5 坪から -9.4 ％減)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 65.4 坪から -54.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 37.2 年 → 2023年 4.7 年、-87.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 ％ → 2023年 83.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 25.0 分 → 2023年 53.6 分、+114.3 ％と大きく増加)
小郡駅 40.6 万/坪(昨年同期比 -40.8 ％)
小郡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -40.8％( -28.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.5年(昨年 7.5年から +453.0 ％増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 63.5 坪から -33.3 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 55.2 坪から -61.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 7.5 年 → 2023年 41.5 年、+453.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.0 分 → 2023年 20.0 分、+122.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示