【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の甘木鉄道甘木線 (小郡駅～甘木駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.9万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +37.6％( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +72.7％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 28.1年から -11.5 ％減)。平均土地面積は 89.6 坪 (昨年 118.9 坪から -24.7 ％減)。平均建物面積は 53.1 坪 (昨年 67.2 坪から -21.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。甘木駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは甘木駅で昨年に比べ +15.4 ％、坪単価は 29.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(甘木駅)は +15.4 ％(坪単価 +3.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(太刀洗駅)は -43.7 ％(坪単価 -14.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 28.1 年 → 2022年 24.9 年、-11.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 15.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 ％ → 2022年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 ％ → 2022年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった今隈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -3.6％( -2.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった太刀洗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.3万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -43.7％( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 甘木鉄道甘木線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小郡駅 | 68.6万/坪 (7.5年/63.5坪) | - | - |
| 大板井駅 | - | - | - |
| 松崎駅 | - | - | - |
| 今隈駅 | 74.3万/坪 (0.5年/58.0坪) | 77.1万/坪 (0.5年/54.5坪) | 72.7万/坪 (0.5年/56.0坪) |
| 西太刀洗駅 | - | - | 20.5万/坪 (27.5年/52.9坪) |
| 山隈駅 | - | - | - |
| 太刀洗駅 | 18.3万/坪 (20.5年/72.6坪) | 32.6万/坪 (18.5年/296坪) | 24.5万/坪 (42.5年/144坪) |
| 高田駅 | 61.0万/坪 (8.5年/37.8坪) | - | 26.7万/坪 (14.5年/115坪) |
| 甘木駅 | 29.3万/坪 (37.2年/108坪) | 25.4万/坪 (35.5年/105坪) | 40.5万/坪 (21.8年/128坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
甘木駅 29.3 万/坪(昨年同期比 +15.4 ％)
甘木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.3万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +15.4％( +3.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 35.5年から +4.7 ％増)。平均土地面積は 107.5 坪 (昨年 104.7 坪から +2.6 ％増)。平均建物面積は 65.4 坪 (昨年 51.0 坪から +28.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 22.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 66.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 11.1 ％)
太刀洗駅 18.3 万/坪(昨年同期比 -43.7 ％)
太刀洗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.3万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -43.7％( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.5年(昨年 18.5年から +10.8 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 296.5 坪から -75.5 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 211.8 坪から -84.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 5.0 分、-61.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 18.5 年 → 2022年 20.5 年、+10.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示