【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の甘木鉄道甘木線 (小郡駅～甘木駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.2万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +42.0％( +14.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2019年)に比べて +75.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 28.1年から -41.4 ％減)。平均土地面積は 140.7 坪 (昨年 196.4 坪から -28.3 ％減)。平均建物面積は 40.4 坪 (昨年 46.9 坪から -13.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。甘木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは今隈駅で昨年に比べ +164.2 ％、坪単価は 56.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(今隈駅)は +164.2 ％(坪単価 +35.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(甘木駅)は +24.8 ％(坪単価 +7.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.1 年 → 2020年 16.5 年、-41.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 35.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 ％ → 2020年 9.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 20.8 分 → 2020年 26.2 分、+26.4 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 ％ → 2020年 5.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 ％ → 2020年 11.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった山隈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.3万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +101.5％( +34.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甘木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.3万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +24.8％( +7.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2019年)に比べて +57.1％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 甘木鉄道甘木線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小郡駅 | - | 70.4万/坪 (18.8年/575坪) | - |
| 大板井駅 | - | - | - |
| 松崎駅 | 19.4万/坪 (23.8年/239坪) | - | - |
| 今隈駅 | 56.5万/坪 (0年/363坪) | 21.4万/坪 (32.8年/66.6坪) | 48.3万/坪 (14.8年/60.5坪) |
| 西太刀洗駅 | - | - | - |
| 山隈駅 | 69.3万/坪 (7.5年/184坪) | 34.4万/坪 (24.8年/68.1坪) | 10.6万/坪 (14.8年/287坪) |
| 太刀洗駅 | 67.0万/坪 (0.4年/51.9坪) | - | 24.1万/坪 (24.8年/87.7坪) |
| 高田駅 | - | - | 2.0万/坪 (50.8年/30.3坪) |
| 甘木駅 | 36.3万/坪 (25.0年/108坪) | 29.0万/坪 (30.4年/218坪) | 28.3万/坪 (27.6年/170坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
今隈駅 56.5 万/坪(昨年同期比 +164.2 ％)
今隈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.5万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +164.2％( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 66.6 坪から +445.5 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 45.4 坪から +60.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 16.0 分 → 2020年 3.0 分、-81.2 ％と大きく減少)
甘木駅 36.3 万/坪(昨年同期比 +24.8 ％)
甘木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.3万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +24.8％( +7.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2019年)に比べて +57.1％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 30.4年から -17.7 ％減)。平均土地面積は 108.3 坪 (昨年 218.2 坪から -50.4 ％減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 44.5 坪から -3.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 30.4 年 → 2020年 25.0 年、-17.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 ％ → 2020年 44.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 27.3 分 → 2020年 32.8 分、+20.3 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 11.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示