【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の北九州高速鉄道 (小倉駅～企救丘駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.4万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +29.1％( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 40 件(１年前(2022年)に比べて -2.4％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 21.3年から +5.4 ％増)。平均土地面積は 79.5 坪 (昨年 73.1 坪から +8.7 ％増)。平均建物面積は 61.7 坪 (昨年 69.5 坪から -11.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。徳力公団前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小倉駅で昨年に比べ +205.2 ％、坪単価は 102 万円/坪となった。
上位 2 駅(小倉駅、志井駅)は +155.2 ％(坪単価 +60.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北方駅、香春口三萩野駅)は -55.3 ％(坪単価 -30.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 16.4 分 → 2023年 14.1 分、-14.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.4 ％ → 2023年 12.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 24.3 ％ → 2023年 22.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.9 ％ → 2023年 25.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.8 ％ → 2023年 34.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった企救丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +13.6％( +14.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.5万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -58.0％( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北九州高速鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 102万/坪 (28.3年/94.4坪) | 33.6万/坪 (36.7年/97.8坪) | 54.9万/坪 (24.0年/74.6坪) |
| 平和通駅 | - | - | - |
| 旦過駅 | - | - | - |
| 香春口三萩野駅 | 31.3万/坪 (51.8年/43.9坪) | 65.9万/坪 (19.8年/136坪) | 93.9万/坪 (0.8年/40.8坪) |
| 片野駅 | 64.6万/坪 (27.4年/44.6坪) | - | - |
| 城野駅 | 74.6万/坪 (17.5年/81.5坪) | 70.1万/坪 (19.8年/55.8坪) | 54.3万/坪 (33.1年/68.9坪) |
| 北方駅 | 19.5万/坪 (35.8年/59.0坪) | 46.6万/坪 (26.3年/42.4坪) | 17.7万/坪 (45.3年/69.6坪) |
| 競馬場前駅 | 59.5万/坪 (10.8年/69.6坪) | 70.1万/坪 (7.1年/55.0坪) | 75.6万/坪 (18.8年/75.6坪) |
| 守恒駅 | 70.1万/坪 (24.9年/79.7坪) | - | 86.1万/坪 (15.3年/62.8坪) |
| 徳力公団前駅 | 117万/坪 (0.8年/49.2坪) | 60.8万/坪 (19.8年/69.6坪) | 50.9万/坪 (40.4年/49.4坪) |
| 徳力嵐山口駅 | 54.0万/坪 (21.0年/57.9坪) | 84.4万/坪 (5.8年/57.5坪) | 24.6万/坪 (45.8年/168坪) |
| 志井駅 | 102万/坪 (30.3年/240坪) | 49.8万/坪 (29.1年/46.4坪) | 76.7万/坪 (42.3年/67.3坪) |
| 企救丘駅 | 118万/坪 (0.25年/48.9坪) | 103万/坪 (0.25年/43.1坪) | 28.1万/坪 (43.8年/68.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小倉駅 102.5 万/坪(昨年同期比 +205.2 ％)
小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +205.2％( +68.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -41.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 36.7年から -22.9 ％減)。平均土地面積は 94.4 坪 (昨年 97.8 坪から -3.5 ％減)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 151.6 坪から -70.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 36.7 年 → 2023年 28.3 年、-22.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
志井駅 102.2 万/坪(昨年同期比 +105.1 ％)
志井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +105.1％( +52.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 29.1年から +4.0 ％増)。平均土地面積は 240.5 坪 (昨年 46.4 坪から +418.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 28.2 坪から +17.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
北方駅 19.5 万/坪(昨年同期比 -58.0 ％)
北方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.5万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -58.0％( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 26.3年から +36.2 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 42.4 坪から +39.3 ％増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 25.0 坪から +39.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.3 年 → 2023年 35.8 年、+36.2 ％と大きく増加)
香春口三萩野駅 31.3 万/坪(昨年同期比 -52.5 ％)
香春口三萩野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -52.5％( -34.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.8年(昨年 19.8年から +162.0 ％増)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 136.1 坪から -67.8 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 118.7 坪から -75.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.8 年 → 2023年 51.8 年、+162.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 25.0 分、+78.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示