【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期のJR御殿場線 (国府津駅～谷峨駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.2万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +8.1％( +5.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて -11.1％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 9.7年(昨年 20.0年から -51.8 ％減)。平均土地面積は 57.4 坪 (昨年 52.3 坪から +9.6 ％増)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 32.0 坪から -9.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。下曽我駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下曽我駅で昨年に比べ +80.4 ％、坪単価は 71.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(下曽我駅)は +80.4 ％(坪単価 +31.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山北駅)は -37.7 ％(坪単価 -10.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 20.0 年 → 2023年 9.7 年、-51.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.1 分 → 2023年 11.4 分、-19.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.5 ％ → 2023年 70.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 29.4 ％ → 2023年 10.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 18.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国府津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.4万円/坪(29.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +18.7％( +15.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -37.7％( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR御殿場線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府津駅 | 98.4万/坪 (0.9年/37.8坪) | 82.9万/坪 (13.4年/50.1坪) | 74.7万/坪 (20.7年/64.1坪) |
| 下曽我駅 | 71.4万/坪 (0.25年/58.6坪) | 39.6万/坪 (25.3年/53.3坪) | 59.8万/坪 (14.5年/48.7坪) |
| 上大井駅 | - | 23.1万/坪 (50.3年/49.9坪) | 41.0万/坪 (46.3年/103坪) |
| 相模金子駅 | 66.3万/坪 (8.9年/38.3坪) | 70.2万/坪 (16.3年/58.6坪) | 91.2万/坪 (2.3年/45.1坪) |
| 松田駅 | 62.4万/坪 (0年/66.6坪) | - | - |
| 東山北駅 | - | 26.9万/坪 (27.3年/48.4坪) | - |
| 山北駅 | 17.4万/坪 (49.3年/137坪) | 27.8万/坪 (28.3年/45.4坪) | 22.4万/坪 (44.0年/137坪) |
| 谷峨駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下曽我駅 71.4 万/坪(昨年同期比 +80.4 ％)
下曽我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +80.4％( +31.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.3年(昨年 25.3年から -99.0 ％減)。平均土地面積は 58.6 坪 (昨年 53.3 坪から +9.9 ％増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 27.2 坪から +8.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.3 年 → 2023年 0.3 年、-99.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.2 分 → 2023年 9.8 分、-31.6 ％と大きく減少)
山北駅 17.4 万/坪(昨年同期比 -37.7 ％)
山北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -37.7％( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.3年(昨年 28.3年から +74.3 ％増)。平均土地面積は 136.9 坪 (昨年 45.4 坪から +201.7 ％増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 28.7 坪から -15.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 17.0 分、-43.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.3 年 → 2023年 49.3 年、+74.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示