【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR御殿場線 (国府津駅～谷峨駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.8万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -1.2％( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 15 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 21.6年から +24.3 ％増)。平均土地面積は 55.3 坪 (昨年 72.8 坪から -24.1 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 43.3 坪から -12.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。下曽我駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上大井駅で昨年に比べ +1372.1 ％、坪単価は 64.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(上大井駅)は +1372.1 ％(坪単価 +60.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(相模金子駅)は -30.8 ％(坪単価 -26.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.6 年 → 2022年 26.9 年、+24.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 21.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 ％ → 2022年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上大井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.9万円/坪(19.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +1372.1％( +60.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.0万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +14.7％( +5.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR御殿場線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府津駅 | 53.5万/坪 (27.0年/62.9坪) | 50.6万/坪 (26.0年/64.0坪) | 80.5万/坪 (10.7年/58.0坪) |
| 下曽我駅 | 51.7万/坪 (35.0年/51.4坪) | 34.0万/坪 (33.0年/153坪) | 63.3万/坪 (13.6年/45.7坪) |
| 上大井駅 | 64.9万/坪 (24.5年/43.9坪) | 4.4万/坪 (56.0年/109坪) | 67.1万/坪 (1.0年/37.8坪) |
| 相模金子駅 | 60.4万/坪 (16.5年/45.4坪) | 87.4万/坪 (5.0年/49.9坪) | 87.1万/坪 (0.3年/47.3坪) |
| 松田駅 | 6.8万/坪 (69.0年/63.5坪) | - | - |
| 東山北駅 | - | 63.1万/坪 (1.0年/52.9坪) | 40.9万/坪 (16.5年/191坪) |
| 山北駅 | 43.0万/坪 (1.0年/51.4坪) | 37.5万/坪 (22.7年/44.9坪) | - |
| 谷峨駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上大井駅 64.9 万/坪(昨年同期比 +1372.1 ％)
上大井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.9万円/坪(19.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +1372.1％( +60.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 56.0年から -56.3 ％減)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 108.9 坪から -59.7 ％減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 22.7 坪から +42.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 56.0 年 → 2022年 24.5 年、-56.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 11.7 分、+288.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
相模金子駅 60.4 万/坪(昨年同期比 -30.8 ％)
相模金子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.4万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -30.8％( -26.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 5.0年から +230.0 ％増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 49.9 坪から -9.1 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 32.5 坪から +11.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.0 年 → 2022年 16.5 年、+230.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示