【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR上野東京ライン (川崎駅~大船駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +4.4%( +5.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 118 件(1年前(2021年)に比べて -25.8%( -41件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 16.2年から +13.9 %増)。平均土地面積は 45.3 坪 (昨年 38.7 坪から +17.1 %増)。平均建物面積は 42.2 坪 (昨年 33.8 坪から +25.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。横浜駅、大船駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは横浜駅で昨年に比べ +27.8 %、坪単価は 172 万円/坪となった。
上位 1 駅(横浜駅)は +27.8 %(坪単価 +37.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(川崎駅)は -17.9 %(坪単価 -32.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.5 % → 2022年 17.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.8 % → 2022年 1.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 16.2 年 → 2022年 18.5 年、+13.9 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.2 % → 2022年 21.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 39.1 % → 2022年 36.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(52.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +27.8%( +37.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった戸塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(35.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +9.8%( +10.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 49 件(1年前(2021年)に比べて -27.9%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR上野東京ライン | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
川崎駅 | 150万/坪 (19.7年/45.1坪) | 182万/坪 (12.1年/31.3坪) | 129万/坪 (19.9年/35.7坪) |
横浜駅 | 172万/坪 (23.3年/52.9坪) | 135万/坪 (21.7年/41.3坪) | 168万/坪 (12.1年/36.5坪) |
戸塚駅 | 119万/坪 (17.8年/42.4坪) | 108万/坪 (14.8年/37.5坪) | 115万/坪 (7.7年/53.3坪) |
大船駅 | 130万/坪 (16.4年/48.8坪) | 108万/坪 (21.5年/47.5坪) | 95.2万/坪 (19.3年/65.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
横浜駅 172.5 万/坪(昨年同期比 +27.8 %)
横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(52.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +27.8%( +37.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 21.7年から +7.2 %増)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 41.3 坪から +28.3 %増)。平均建物面積は 47.8 坪 (昨年 49.3 坪から -2.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 17.0 分 → 2022年 19.0 分、+11.8 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 12.5 %)
川崎駅 149.7 万/坪(昨年同期比 -17.9 %)
川崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -17.9%( -32.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 36 件(1年前(2021年)に比べて -14.3%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 12.1年から +62.7 %増)。平均土地面積は 45.1 坪 (昨年 31.3 坪から +44.2 %増)。平均建物面積は 61.1 坪 (昨年 31.0 坪から +97.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 12.8 % → 2022年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.1 年 → 2022年 19.7 年、+62.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.8 % → 2022年 25.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 48.7 % → 2022年 34.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示