【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の東急こどもの国線 (長津田駅~こどもの国駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +15.7%( +22.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -7.7%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 13.4年(昨年 21.1年から -36.3 %減)。平均土地面積は 47.1 坪 (昨年 50.3 坪から -6.2 %減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 34.8 坪から -12.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。長津田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長津田駅で昨年に比べ +27.0 %、坪単価は 184 万円/坪となった。
上位 1 駅(長津田駅)は +27.0 %(坪単価 +39.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(こどもの国駅)は -22.6 %(坪単価 -40.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.1 年 → 2024年 13.4 年、-36.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 % → 2024年 45.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.3 分 → 2024年 13.1 分、+16.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.8 % → 2024年 36.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長津田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +27.0%( +39.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった恩田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(41.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -2.1%( -2.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
東急こどもの国線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長津田駅 | 184万/坪 (11.1年/40.8坪) | 144万/坪 (25.1年/46.1坪) | 121万/坪 (23.8年/46.6坪) |
恩田駅 | 135万/坪 (16.8年/62.0坪) | 138万/坪 (18.3年/61.3坪) | 133万/坪 (16.8年/61.4坪) |
こどもの国駅 | 140万/坪 (18.3年/57.5坪) | 181万/坪 (0.25年/39.3坪) | 133万/坪 (18.4年/61.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長津田駅 183.5 万/坪(昨年同期比 +27.0 %)
長津田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +27.0%( +39.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.1年(昨年 25.1年から -55.8 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 46.1 坪から -11.5 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 32.7 坪から -12.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.1 年 → 2024年 11.1 年、-55.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 42.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 13.5 分、+50.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 28.6 %)
こどもの国駅 140.1 万/坪(昨年同期比 -22.6 %)
こどもの国駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -22.6%( -40.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 0.3年から +7146.2 %増)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 39.3 坪から +46.2 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 28.7 坪から +10.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.3 年 → 2024年 18.3 年、+7146.2 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示