【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜9月期の東海道新幹線 (新横浜駅~小田原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(46.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +78.7%( +67.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2022年)に比べて -28.6%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 23.4年から +0.6 %増)。平均土地面積は 60.7 坪 (昨年 54.8 坪から +10.7 %増)。平均建物面積は 58.9 坪 (昨年 83.0 坪から -29.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。小田原駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新横浜駅で昨年に比べ +163.0 %、坪単価は 393 万円/坪となった。
上位 1 駅(新横浜駅)は +163.0 %(坪単価 +243.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小田原駅)は +10.4 %(坪単価 +7.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 24.2 % → 2023年 16.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.8 分 → 2023年 19.2 分、+21.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.3 % → 2023年 37.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 % → 2023年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 393万円/坪(119万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +163.0%( +243.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.3万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +10.4%( +7.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -34.5%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
東海道新幹線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新横浜駅 | 393万/坪 (19.6年/114坪) | 149万/坪 (24.6年/28.7坪) | 166万/坪 (15.4年/41.9坪) |
小田原駅 | 81.3万/坪 (24.6年/43.9坪) | 73.7万/坪 (23.1年/59.3坪) | 72.7万/坪 (33.9年/71.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新横浜駅 393.1 万/坪(昨年同期比 +163.0 %)
新横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 393万円/坪(119万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +163.0%( +243.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.6年(昨年 24.6年から -20.5 %減)。平均土地面積は 113.7 坪 (昨年 28.7 坪から +295.6 %増)。平均建物面積は 121.6 坪 (昨年 23.9 坪から +408.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 24.6 年 → 2023年 19.6 年、-20.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.5 分 → 2023年 9.7 分、-41.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 40.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 20.0 %)
小田原駅 81.3 万/坪(昨年同期比 +10.4 %)
小田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.3万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +10.4%( +7.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -34.5%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 23.1年から +6.3 %増)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 59.3 坪から -25.9 %減)。平均建物面積は 40.4 坪 (昨年 93.5 坪から -56.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 % → 2023年 15.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.6 分 → 2023年 22.2 分、+42.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 42.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 29.6 % → 2023年 21.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示