【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の熊本電鉄藤崎線 (藤崎宮前駅~北熊本駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.6万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +21.3%( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 27.5年から -16.6 %減)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 110.8 坪から -34.9 %減)。平均建物面積は 94.8 坪 (昨年 103.0 坪から -8.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。藤崎宮前駅、北熊本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは藤崎宮前駅で昨年に比べ +74.7 %、坪単価は 86.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(藤崎宮前駅)は +74.7 %(坪単価 +36.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(黒髪町駅)は +10.5 %(坪単価 +9.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 27.5 年 → 2024年 23.0 年、-16.6 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.3 分 → 2024年 11.2 分、+34.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黒髪町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.2万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +10.5%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.5万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +22.4%( +10.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
熊本電鉄藤崎線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
藤崎宮前駅 | 86.0万/坪 (32.2年/58.5坪) | 49.2万/坪 (33.8年/130坪) | 25.4万/坪 (36.9年/82.4坪) |
黒髪町駅 | 98.2万/坪 (1.1年/88.2坪) | 88.9万/坪 (23.5年/139坪) | 39.8万/坪 (36.5年/78.7坪) |
北熊本駅 | 57.5万/坪 (39.0年/69.6坪) | 46.9万/坪 (28.9年/58.6坪) | 21.1万/坪 (48.7年/75.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
藤崎宮前駅 86.0 万/坪(昨年同期比 +74.7 %)
藤崎宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.0万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +74.7%( +36.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 33.8年から -4.7 %減)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 130.1 坪から -55.0 %減)。平均建物面積は 113.9 坪 (昨年 204.2 坪から -44.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.5 分 → 2024年 8.3 分、-27.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 33.3 %)
黒髪町駅 98.2 万/坪(昨年同期比 +10.5 %)
黒髪町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.2万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +10.5%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.1年(昨年 23.5年から -95.2 %減)。平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 139.2 坪から -36.6 %減)。平均建物面積は 133.1 坪 (昨年 113.1 坪から +17.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.5 年 → 2024年 1.1 年、-95.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 12.3 分、+76.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示