【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR東北本線 (黒磯駅～豊原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.9万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +11.1％( +3.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 69 件(１年前(2020年)に比べて -12.7％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 26.8年から +0.6 ％増)。平均土地面積は 146.2 坪 (昨年 168.5 坪から -13.2 ％減)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 35.7 坪から +6.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。黒磯駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊原駅で昨年に比べ +366.5 ％、坪単価は 47.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(豊原駅)は +366.5 ％(坪単価 +37.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(黒田原駅)は +3.2 ％(坪単価 +0.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 98.7 分 → 2021年 85.6 分、-13.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.8 ％ → 2021年 11.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 72.2 ％ → 2021年 58.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.9 ％ → 2021年 16.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった豊原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +366.5％( +37.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.2万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +3.2％( +0.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
| JR東北本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 黒磯駅 | 32.8万/坪 (27.2年/144坪) | 30.7万/坪 (27.0年/167坪) | 35.3万/坪 (20.4年/140坪) |
| 高久駅 | - | 21.4万/坪 (31.0年/226坪) | 16.2万/坪 (29.6年/145坪) |
| 黒田原駅 | 28.2万/坪 (28.0年/129坪) | 27.3万/坪 (22.3年/142坪) | 26.3万/坪 (21.8年/262坪) |
| 豊原駅 | 47.5万/坪 (18.8年/153坪) | 10.2万/坪 (16.8年/99.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
豊原駅 47.5 万/坪(昨年同期比 +366.5 ％)
豊原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +366.5％( +37.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 16.8年から +11.9 ％増)。平均土地面積は 152.8 坪 (昨年 99.8 坪から +53.0 ％増)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 19.7 坪から +19.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 30.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 16.8 年 → 2021年 18.8 年、+11.9 ％と増加)
黒田原駅 28.2 万/坪(昨年同期比 +3.2 ％)
黒田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.2万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +3.2％( +0.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.0年(昨年 22.3年から +25.8 ％増)。平均土地面積は 129.5 坪 (昨年 142.5 坪から -9.1 ％減)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 20.2 坪から +38.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.3 年 → 2021年 28.0 年、+25.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 78.0 分 → 2021年 97.8 分、+25.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示