【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR両毛線 (小俣駅～小山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -8.0％( -4.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 81 件(１年前(2023年)に比べて -23.6％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 21.4年から +25.9 ％増)。平均土地面積は 105.3 坪 (昨年 107.0 坪から -1.6 ％減)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 51.4 坪から -1.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。あしかがフラワーパーク駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは岩舟駅で昨年に比べ +1897.6 ％、坪単価は 44.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(岩舟駅、あしかがフラワーパーク駅)は +994.6 ％(坪単価 +36.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小俣駅、富田駅)は -66.9 ％(坪単価 -20.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 ％ → 2024年 2.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 ％ → 2024年 1.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.4 年 → 2024年 26.9 年、+25.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 24.1 分 → 2024年 27.5 分、+14.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.2 ％ → 2024年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.4 ％ → 2024年 29.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.4万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +15.1％( +10.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2023年)に比べて -31.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -70.7％( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR両毛線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小俣駅 | 7.9万/坪 (52.0年/96.8坪) | 27.1万/坪 (27.7年/94.8坪) | 33.7万/坪 (28.0年/73.1坪) |
| 山前駅 | 31.3万/坪 (38.7年/96.6坪) | 39.4万/坪 (22.0年/96.3坪) | 49.2万/坪 (18.7年/74.1坪) |
| 足利駅 | 28.6万/坪 (34.8年/103坪) | 42.0万/坪 (24.5年/94.0坪) | 64.1万/坪 (18.0年/118坪) |
| あしかがフラワーパーク駅 | 66.1万/坪 (6.0年/63.5坪) | 34.5万/坪 (24.0年/98.1坪) | 48.9万/坪 (14.0年/75.6坪) |
| 富田駅 | 13.0万/坪 (40.5年/301坪) | 35.0万/坪 (20.0年/83.7坪) | - |
| 佐野駅 | 26.9万/坪 (31.4年/137坪) | 42.6万/坪 (21.4年/115坪) | 27.8万/坪 (28.9年/97.8坪) |
| 岩舟駅 | 44.0万/坪 (22.0年/112坪) | 2.2万/坪 (49.0年/303坪) | 50.2万/坪 (21.3年/144坪) |
| 大平下駅 | 69.1万/坪 (0年/68.1坪) | - | 44.1万/坪 (6.0年/63.5坪) |
| 栃木駅 | 23.0万/坪 (44.9年/86.4坪) | 42.0万/坪 (27.4年/73.6坪) | 29.2万/坪 (36.4年/77.0坪) |
| 思川駅 | 30.5万/坪 (37.0年/575坪) | 42.9万/坪 (33.0年/224坪) | 51.0万/坪 (52.5年/299坪) |
| 小山駅 | 79.4万/坪 (11.8年/75.2坪) | 69.0万/坪 (17.4年/116坪) | 72.4万/坪 (15.2年/83.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岩舟駅 44.0 万/坪(昨年同期比 +1897.6 ％)
岩舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.0万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1897.6％( +41.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 49.0年から -55.1 ％減)。平均土地面積は 112.4 坪 (昨年 302.5 坪から -62.8 ％減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 136.1 坪から -74.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 49.0 年 → 2024年 22.0 年、-55.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 19.0 分、-36.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
あしかがフラワーパーク駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +91.6 ％)
あしかがフラワーパーク駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +91.6％( +31.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.0年(昨年 24.0年から -75.0 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 98.1 坪から -35.3 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 44.8 坪から -19.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 24.0 年 → 2024年 6.0 年、-75.0 ％と大きく減少)
小俣駅 7.9 万/坪(昨年同期比 -70.7 ％)
小俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -70.7％( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.0年(昨年 27.7年から +88.0 ％増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 94.8 坪から +2.1 ％増)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 44.9 坪から -37.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.3 分 → 2024年 16.0 分、-31.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.7 年 → 2024年 52.0 年、+88.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
富田駅 13.0 万/坪(昨年同期比 -63.0 ％)
富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -63.0％( -22.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 20.0年から +102.5 ％増)。平均土地面積は 301.0 坪 (昨年 83.7 坪から +259.6 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 43.9 坪から +37.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.7 分 → 2024年 15.5 分、-21.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.0 年 → 2024年 40.5 年、+102.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示