【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期のJR両毛線 (小俣駅～小山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -10.5％( -5.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 95 件(１年前(2022年)に比べて +5.6％( +5件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 20.2年から +32.5 ％増)。平均土地面積は 90.6 坪 (昨年 98.6 坪から -8.1 ％減)。平均建物面積は 53.0 坪 (昨年 40.8 坪から +29.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。足利駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小俣駅で昨年に比べ +252.5 ％、坪単価は 44.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(小俣駅、足利駅)は +171.2 ％(坪単価 +24.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(山前駅、富田駅)は -72.9 ％(坪単価 -40.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 20.2 年 → 2023年 26.7 年、+32.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 21.0 ％ → 2023年 36.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.8 ％ → 2023年 25.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.2万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -4.3％( -2.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 41 件(１年前(2022年)に比べて -21.2％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -71.2％( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR両毛線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小俣駅 | 44.1万/坪 (41.6年/58.2坪) | 12.5万/坪 (46.6年/166坪) | 21.0万/坪 (42.8年/83.9坪) |
| 山前駅 | 16.7万/坪 (33.1年/116坪) | 65.5万/坪 (3.8年/60.5坪) | 16.7万/坪 (35.3年/52.9坪) |
| 足利駅 | 35.7万/坪 (30.0年/122坪) | 18.8万/坪 (42.9年/127坪) | 39.5万/坪 (21.2年/86.9坪) |
| あしかがフラワーパーク駅 | 25.8万/坪 (31.3年/120坪) | 40.9万/坪 (14.3年/66.6坪) | |
| 富田駅 | 13.2万/坪 (43.3年/101坪) | 46.0万/坪 (8.3年/145坪) | - |
| 佐野駅 | 45.5万/坪 (20.7年/75.6坪) | 38.2万/坪 (24.6年/54.8坪) | 37.1万/坪 (28.1年/108坪) |
| 岩舟駅 | 34.1万/坪 (18.3年/91.8坪) | 55.7万/坪 (0.25年/60.5坪) | 18.4万/坪 (21.3年/66.6坪) |
| 大平下駅 | - | 54.1万/坪 (18.8年/113坪) | 8.8万/坪 (0年/151坪) |
| 栃木駅 | 44.6万/坪 (27.1年/86.8坪) | 50.3万/坪 (20.4年/160坪) | 51.3万/坪 (21.5年/73.8坪) |
| 思川駅 | 27.0万/坪 (48.8年/135坪) | - | - |
| 小山駅 | 59.2万/坪 (23.9年/82.5坪) | 61.9万/坪 (17.1年/90.2坪) | 58.5万/坪 (20.3年/89.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小俣駅 44.1 万/坪(昨年同期比 +252.5 ％)
小俣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +252.5％( +31.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.6年(昨年 46.6年から -10.7 ％減)。平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 166.4 坪から -65.0 ％減)。平均建物面積は 130.6 坪 (昨年 55.0 坪から +137.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 46.6 年 → 2023年 41.6 年、-10.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.3 分 → 2023年 19.3 分、+132.0 ％と大きく増加)
足利駅 35.7 万/坪(昨年同期比 +89.9 ％)
足利駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +89.9％( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.0年(昨年 42.9年から -30.1 ％減)。平均土地面積は 121.8 坪 (昨年 126.7 坪から -3.9 ％減)。平均建物面積は 54.3 坪 (昨年 43.0 坪から +26.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 42.9 年 → 2023年 30.0 年、-30.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 37.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 20.4 分 → 2023年 24.0 分、+17.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 25.0 ％)
山前駅 16.7 万/坪(昨年同期比 -74.5 ％)
山前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.7万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -74.5％( -48.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.1年(昨年 3.8年から +781.0 ％増)。平均土地面積は 115.9 坪 (昨年 60.5 坪から +91.5 ％増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 31.0 坪から +39.5 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 3.8 年 → 2023年 33.1 年、+781.0 ％と大きく増加)
富田駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -71.2 ％)
富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -71.2％( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 43.3年(昨年 8.3年から +424.1 ％増)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 145.2 坪から -30.2 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.8 坪から -13.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 8.3 年 → 2023年 43.3 年、+424.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.0 分 → 2023年 30.0 分、+30.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示