【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の都営大江戸線 (新宿西口駅～光が丘駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 259万円/坪(78.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -1.7％( -4.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 83 件(１年前(2021年)に比べて -29.7％( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 20.9年から +37.2 ％増)。平均土地面積は 36.1 坪 (昨年 32.4 坪から +11.3 ％増)。平均建物面積は 48.3 坪 (昨年 51.9 坪から -6.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。ほとんどの駅において下落した。春日駅、新御徒町駅、門前仲町駅、麻布十番駅、落合南長崎駅、新江古田駅、豊島園駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは六本木駅で昨年に比べ +129.2 ％、坪単価は 1,254 万円/坪となった。
上位 2 駅(六本木駅、飯田橋駅)は +116.6 ％(坪単価 +486.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(月島駅、清澄白河駅)は -40.5 ％(坪単価 -166.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.4 分 → 2022年 7.2 分、-23.5 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.6 ％ → 2022年 5.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 20.9 年 → 2022年 28.7 年、+37.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.9 ％ → 2022年 33.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.7 ％ → 2022年 16.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった六本木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,254万円/坪(379万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +129.2％( +706.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった両国駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(38.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -25.3％( -43.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 都営大江戸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿西口駅 | - | - | - |
| 東新宿駅 | 251万/坪 (28.8年/86.2坪) | 342万/坪 (0.25年/12.9坪) | 278万/坪 (25.3年/23.4坪) |
| 若松河田駅 | 219万/坪 (52.9年/42.7坪) | 286万/坪 (4.3年/37.8坪) | 244万/坪 (0.25年/30.3坪) |
| 牛込柳町駅 | 173万/坪 (63.3年/36.3坪) | 234万/坪 (31.8年/31.8坪) | 172万/坪 (26.3年/15.1坪) |
| 牛込神楽坂駅 | 229万/坪 (37.3年/78.7坪) | - | - |
| 飯田橋駅 | 522万/坪 (24.8年/96.8坪) | 256万/坪 (32.3年/33.3坪) | 237万/坪 (27.3年/10.6坪) |
| 春日駅 | 406万/坪 (17.9年/24.7坪) | 298万/坪 (0.25年/51.4坪) | 1,015万/坪 (6.3年/106坪) |
| 本郷三丁目駅 | 177万/坪 (49.3年/27.2坪) | 186万/坪 (68.3年/54.5坪) | - |
| 上野御徒町駅 | - | - | - |
| 新御徒町駅 | 270万/坪 (30.8年/23.8坪) | 204万/坪 (31.3年/78.7坪) | 145万/坪 (36.0年/19.7坪) |
| 蔵前駅 | - | 187万/坪 (49.3年/15.1坪) | - |
| 両国駅 | 129万/坪 (46.3年/25.7坪) | 172万/坪 (24.9年/29.7坪) | 267万/坪 (41.8年/43.6坪) |
| 森下駅 | 195万/坪 (25.3年/15.9坪) | 289万/坪 (24.9年/25.7坪) | 413万/坪 (42.9年/37.3坪) |
| 清澄白河駅 | 189万/坪 (29.6年/19.7坪) | 293万/坪 (2.3年/13.6坪) | 183万/坪 (57.8年/31.0坪) |
| 門前仲町駅 | 246万/坪 (27.3年/41.6坪) | 203万/坪 (21.6年/27.4坪) | 197万/坪 (56.3年/34.8坪) |
| 月島駅 | 272万/坪 (31.8年/18.2坪) | 501万/坪 (46.6年/20.5坪) | 266万/坪 (42.3年/41.6坪) |
| 勝どき駅 | 217万/坪 (37.3年/10.6坪) | 217万/坪 (36.3年/10.6坪) | - |
| 築地市場駅 | - | 621万/坪 (38.3年/34.8坪) | - |
| 汐留駅 | - | - | - |
| 大門駅 | - | - | - |
| 赤羽橋駅 | - | 419万/坪 (39.8年/57.5坪) | - |
| 麻布十番駅 | 708万/坪 (59.3年/31.8坪) | 421万/坪 (6.3年/22.7坪) | - |
| 六本木駅 | 1,254万/坪 (44.3年/84.7坪) | 547万/坪 (24.6年/43.4坪) | 294万/坪 (35.3年/57.5坪) |
| 青山一丁目駅 | - | 202万/坪 (59.3年/49.9坪) | - |
| 国立競技場駅 | - | - | - |
| 代々木駅 | - | 256万/坪 (30.8年/21.2坪) | - |
| 新宿駅 | 693万/坪 (2.3年/24.2坪) | - | 2,686万/坪 (35.3年/12.1坪) |
| 都庁前駅 | - | - | - |
| 西新宿五丁目駅 | 235万/坪 (37.3年/18.2坪) | 238万/坪 (18.3年/65.0坪) | 258万/坪 (12.0年/39.7坪) |
| 中野坂上駅 | 288万/坪 (15.7年/36.9坪) | 270万/坪 (28.7年/34.8坪) | 234万/坪 (9.9年/21.2坪) |
| 東中野駅 | 240万/坪 (36.6年/33.3坪) | 360万/坪 (29.6年/33.7坪) | 244万/坪 (1.9年/36.7坪) |
| 中井駅 | 255万/坪 (21.3年/35.5坪) | 231万/坪 (11.7年/26.3坪) | 207万/坪 (16.8年/20.4坪) |
| 落合南長崎駅 | 361万/坪 (0.25年/21.2坪) | 226万/坪 (4.0年/36.1坪) | 235万/坪 (3.8年/57.2坪) |
| 新江古田駅 | 290万/坪 (1.8年/24.6坪) | 225万/坪 (8.0年/27.4坪) | 151万/坪 (11.1年/25.9坪) |
| 練馬駅 | 239万/坪 (43.5年/47.8坪) | 200万/坪 (23.4年/33.3坪) | 213万/坪 (12.8年/24.6坪) |
| 豊島園駅 | 183万/坪 (24.3年/25.0坪) | 107万/坪 (26.3年/16.6坪) | 221万/坪 (0.8年/28.0坪) |
| 練馬春日町駅 | 183万/坪 (17.0年/34.5坪) | 205万/坪 (17.4年/42.8坪) | 164万/坪 (23.0年/25.3坪) |
| 光が丘駅 | 149万/坪 (28.3年/35.9坪) | 182万/坪 (9.5年/32.5坪) | 166万/坪 (8.2年/30.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
六本木駅 1253.9 万/坪(昨年同期比 +129.2 ％)
六本木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,254万円/坪(379万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +129.2％( +706.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.3年(昨年 24.6年から +80.0 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 43.4 坪から +95.3 ％増)。平均建物面積は 87.7 坪 (昨年 77.1 坪から +13.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.6 年 → 2022年 44.3 年、+80.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.7 分 → 2022年 11.0 分、+94.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 100.0 ％)
飯田橋駅 522.0 万/坪(昨年同期比 +103.9 ％)
飯田橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 522万円/坪(158万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +103.9％( +266.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 32.3年から -23.3 ％減)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 33.3 坪から +190.9 ％増)。平均建物面積は 115.0 坪 (昨年 93.8 坪から +22.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.3 年 → 2022年 24.8 年、-23.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.0 分 → 2022年 2.0 分、-60.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
月島駅 272.1 万/坪(昨年同期比 -45.7 ％)
月島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 272万円/坪(82.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -45.7％( -228.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 46.6年から -31.8 ％減)。平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 20.5 坪から -11.5 ％減)。平均建物面積は 68.8 坪 (昨年 27.1 坪から +154.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 46.6 年 → 2022年 31.8 年、-31.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 71.4 ％ → 2022年 50.0 ％)
清澄白河駅 189.4 万/坪(昨年同期比 -35.3 ％)
清澄白河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -35.3％( -103.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 2.3年から +1213.0 ％増)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 13.6 坪から +44.4 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 21.2 坪から +35.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 2.3 年 → 2022年 29.6 年、+1213.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 4.8 分、+137.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示