【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の多摩モノレール (上北台駅～多摩センター駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +8.7％( +9.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 61 件(１年前(2021年)に比べて -35.1％( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.6年(昨年 14.0年から +4.1 ％増)。平均土地面積は 43.0 坪 (昨年 50.1 坪から -14.2 ％減)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 37.8 坪から -10.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。泉体育館駅、多摩動物公園駅、大塚・帝京大学駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは多摩動物公園駅で昨年に比べ +84.2 ％、坪単価は 124 万円/坪となった。
上位 2 駅(多摩動物公園駅、泉体育館駅)は +73.8 ％(坪単価 +72.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(程久保駅、柴崎体育館駅)は -19.1 ％(坪単価 -27.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 38.9 ％ → 2022年 43.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 ％ → 2022年 10.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.3 ％ → 2022年 11.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった泉体育館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +63.5％( +88.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった程久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -19.7％( -18.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 多摩モノレール | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上北台駅 | 101万/坪 (14.4年/37.8坪) | 99.9万/坪 (17.8年/86.3坪) | 89.3万/坪 (13.5年/60.3坪) |
| 桜街道駅 | 127万/坪 (4.1年/31.1坪) | 121万/坪 (5.7年/36.7坪) | - |
| 玉川上水駅 | 134万/坪 (13.9年/47.4坪) | 126万/坪 (12.9年/44.2坪) | 137万/坪 (10.3年/30.3坪) |
| 砂川七番駅 | - | 133万/坪 (6.3年/30.3坪) | 103万/坪 (16.8年/33.3坪) |
| 泉体育館駅 | 228万/坪 (0.25年/34.8坪) | 139万/坪 (7.3年/46.9坪) | 153万/坪 (1.4年/35.8坪) |
| 立飛駅 | - | - | - |
| 高松駅 | - | - | 163万/坪 (1.3年/15.1坪) |
| 立川北駅 | - | - | - |
| 立川南駅 | - | - | - |
| 柴崎体育館駅 | 159万/坪 (17.9年/42.0坪) | 195万/坪 (0.25年/37.8坪) | 141万/坪 (0.25年/31.8坪) |
| 甲州街道駅 | 97.0万/坪 (21.3年/22.7坪) | 101万/坪 (22.8年/22.7坪) | 120万/坪 (0.25年/39.3坪) |
| 万願寺駅 | 127万/坪 (9.6年/35.8坪) | 113万/坪 (16.0年/42.0坪) | 143万/坪 (0.8年/39.3坪) |
| 高幡不動駅 | 110万/坪 (27.9年/48.4坪) | 112万/坪 (15.5年/45.0坪) | 81.2万/坪 (27.5年/48.1坪) |
| 程久保駅 | 74.6万/坪 (26.8年/34.0坪) | 93.0万/坪 (13.1年/43.0坪) | 46.7万/坪 (33.3年/24.2坪) |
| 多摩動物公園駅 | 124万/坪 (4.3年/50.3坪) | 67.5万/坪 (25.5年/43.1坪) | - |
| 中央大学・明星大学駅 | 91.6万/坪 (20.8年/65.0坪) | 101万/坪 (11.8年/49.3坪) | - |
| 大塚・帝京大学駅 | 125万/坪 (12.3年/50.5坪) | 93.9万/坪 (17.4年/60.1坪) | 113万/坪 (0.25年/40.8坪) |
| 松が谷駅 | - | 129万/坪 (0.25年/34.8坪) | - |
| 多摩センター駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
多摩動物公園駅 124.2 万/坪(昨年同期比 +84.2 ％)
多摩動物公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +84.2％( +56.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 4.3年(昨年 25.5年から -83.3 ％減)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 43.1 坪から +16.7 ％増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 32.5 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.5 年 → 2022年 4.3 年、-83.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.8 分 → 2022年 9.8 分、+25.8 ％と大きく増加)
泉体育館駅 227.7 万/坪(昨年同期比 +63.5 ％)
泉体育館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +63.5％( +88.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 7.3年から -96.5 ％減)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 46.9 坪から -25.8 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 29.0 坪から -6.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 7.3 年 → 2022年 0.3 年、-96.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 14.6 分 → 2022年 12.0 分、-17.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
程久保駅 74.6 万/坪(昨年同期比 -19.7 ％)
程久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -19.7％( -18.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 13.1年から +105.0 ％増)。平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 43.0 坪から -20.8 ％減)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 31.2 坪から -29.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.0 分 → 2022年 5.5 分、-38.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.1 年 → 2022年 26.8 年、+105.0 ％と大きく増加)
柴崎体育館駅 159.0 万/坪(昨年同期比 -18.5 ％)
柴崎体育館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.5％( -36.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 0.3年から +6987.4 ％増)。平均土地面積は 42.0 坪 (昨年 37.8 坪から +11.2 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 29.5 坪から +12.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.3 年 → 2022年 17.9 年、+6987.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 7.8 分、+56.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示