【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期の北越急行ほくほく線 (六日町駅~犀潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.3万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +54.7%( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 50 件(1年前(2022年)に比べて +8.7%( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 37.0年から +11.8 %増)。平均土地面積は 129.2 坪 (昨年 145.4 坪から -11.1 %減)。平均建物面積は 66.3 坪 (昨年 71.5 坪から -7.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。虫川大杉駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのはまつだい駅で昨年に比べ -95.4 %、坪単価は 0.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(六日町駅、十日町駅)は +84.9 %(坪単価 +9.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(まつだい駅、犀潟駅)は -94.1 %(坪単価 -21.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.9 % → 2023年 27.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.5 % → 2023年 10.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 37.0 年 → 2023年 41.4 年、+11.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 64.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった六日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +166.7%( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて +11.8%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったまつだい駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.14万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -95.4%( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
北越急行ほくほく線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
六日町駅 | 28.0万/坪 (39.2年/145坪) | 10.5万/坪 (33.9年/98.7坪) | 13.2万/坪 (37.9年/107坪) |
魚沼丘陵駅 | - | - | 13.7万/坪 (46.0年/575坪) |
美佐島駅 | - | - | - |
しんざ駅 | - | - | - |
十日町駅 | 17.4万/坪 (44.1年/134坪) | 16.8万/坪 (35.5年/128坪) | 14.9万/坪 (36.3年/126坪) |
まつだい駅 | 0.4万/坪 (40.8年/63.0坪) | 9.7万/坪 (35.7年/376坪) | 2.3万/坪 (52.4年/130坪) |
ほくほく大島駅 | 1.2万/坪 (46.8年/148坪) | 2.7万/坪 (46.4年/266坪) | 2.5万/坪 (22.3年/42.4坪) |
虫川大杉駅 | 3.4万/坪 (34.5年/91.3坪) | 3.7万/坪 (38.5年/84.7坪) | 4.0万/坪 (35.2年/104坪) |
うらがわら駅 | - | 0.6万/坪 (59.8年/143坪) | 19.1万/坪 (32.6年/393坪) |
大池いこいの森駅 | - | - | - |
くびき駅 | - | 1.7万/坪 (32.8年/484坪) | 11.6万/坪 (27.0年/174坪) |
犀潟駅 | 2.5万/坪 (41.3年/69.6坪) | 35.3万/坪 (22.8年/103坪) | 36.3万/坪 (27.8年/64.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
六日町駅 28.0 万/坪(昨年同期比 +166.7 %)
六日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +166.7%( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて +11.8%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 33.9年から +15.4 %増)。平均土地面積は 145.0 坪 (昨年 98.7 坪から +47.0 %増)。平均建物面積は 64.1 坪 (昨年 58.5 坪から +9.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 33.5 分 → 2023年 18.3 分、-45.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 45.5 % → 2023年 26.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 33.9 年 → 2023年 39.2 年、+15.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.4 % → 2023年 63.2 %)
十日町駅 17.4 万/坪(昨年同期比 +3.1 %)
十日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +3.1%( +0.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて +37.5%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.1年(昨年 35.5年から +24.3 %増)。平均土地面積は 133.9 坪 (昨年 127.8 坪から +4.8 %増)。平均建物面積は 73.2 坪 (昨年 96.5 坪から -24.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 41.7 % → 2023年 22.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 35.5 年 → 2023年 44.1 年、+24.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 17.0 分 → 2023年 19.0 分、+11.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 68.2 %)
まつだい駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -95.4 %)
まつだい駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.14万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -95.4%( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 40.8年(昨年 35.7年から +14.3 %増)。平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 376.1 坪から -83.2 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 90.8 坪から -68.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 35.7 年 → 2023年 40.8 年、+14.3 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 26.3 分 → 2023年 70.0 分、+165.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
犀潟駅 2.5 万/坪(昨年同期比 -92.9 %)
犀潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -92.9%( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 22.8年から +81.3 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 102.9 坪から -32.4 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 35.5 坪から +23.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.8 年 → 2023年 41.3 年、+81.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.0 分 → 2023年 23.0 分、+187.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示