【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR因美線 (美作河井駅～東津山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -24.3％( -10.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(１年前(2022年)に比べて +58.8％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.7年(昨年 20.4年から +74.7 ％増)。平均土地面積は 134.7 坪 (昨年 150.6 坪から -10.6 ％減)。平均建物面積は 57.4 坪 (昨年 59.3 坪から -3.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。東津山駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東津山駅で昨年に比べ +6.9 ％、坪単価は 47.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(東津山駅)は +6.9 ％(坪単価 +3.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(高野駅)は -34.5 ％(坪単価 -15.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 44.5 分 → 2023年 28.4 分、-36.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.9 ％ → 2023年 7.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 20.4 年 → 2023年 35.7 年、+74.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.2 ％ → 2023年 59.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 ％ → 2023年 36.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.1万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +6.9％( +3.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美作加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -25.7％( -2.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR因美線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美作河井駅 | 8.4万/坪 (47.5年/72.6坪) | - | 1.1万/坪 (45.2年/59.0坪) |
| 知和駅 | 7.5万/坪 (25.3年/109坪) | - | - |
| 美作加茂駅 | 7.4万/坪 (39.8年/142坪) | 9.9万/坪 (51.3年/424坪) | 4.9万/坪 (28.9年/234坪) |
| 三浦駅 | 8.3万/坪 (41.0年/60.5坪) | - | - |
| 美作滝尾駅 | 19.7万/坪 (38.5年/156坪) | - | 18.3万/坪 (34.9年/225坪) |
| 高野駅 | 30.0万/坪 (29.6年/143坪) | 45.7万/坪 (14.9年/179坪) | 37.7万/坪 (31.3年/114坪) |
| 東津山駅 | 47.1万/坪 (38.7年/139坪) | 44.0万/坪 (21.0年/62.3坪) | 49.6万/坪 (22.5年/98.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東津山駅 47.1 万/坪(昨年同期比 +6.9 ％)
東津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.1万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +6.9％( +3.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.7年(昨年 21.0年から +83.9 ％増)。平均土地面積は 138.7 坪 (昨年 62.3 坪から +122.8 ％増)。平均建物面積は 65.7 坪 (昨年 31.8 坪から +106.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 21.0 年 → 2023年 38.7 年、+83.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.7 分 → 2023年 21.0 分、+80.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
高野駅 30.0 万/坪(昨年同期比 -34.5 ％)
高野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -34.5％( -15.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 14.9年から +98.2 ％増)。平均土地面積は 143.3 坪 (昨年 179.1 坪から -20.0 ％減)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 65.4 坪から -39.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 68.2 分 → 2023年 25.0 分、-63.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 14.9 年 → 2023年 29.6 年、+98.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 71.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示