【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の名鉄広見線 (西可児駅~御嵩駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +8.8%( +3.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2023年)に比べて -77.3%( -92件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 26.1年から -13.0 %減)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 82.6 坪から +6.2 %増)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 37.6 坪から +1.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。西可児駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは御嵩口駅で昨年に比べ +111.7 %、坪単価は 28.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(御嵩口駅、西可児駅)は +66.9 %(坪単価 +10.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(日本ライン今渡駅、可児川駅)は -22.7 %(坪単価 -19.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 26.1 年 → 2024年 22.7 年、-13.0 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 % → 2024年 3.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.7 % → 2024年 37.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 % → 2024年 3.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.6 % → 2024年 37.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった可児川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +2.3%( +1.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御嵩口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.9万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +111.7%( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄広見線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西可児駅 | 32.7万/坪 (30.4年/99.8坪) | 26.8万/坪 (36.9年/63.6坪) | 24.0万/坪 (37.3年/65.2坪) |
可児川駅 | 62.8万/坪 (3.3年/55.5坪) | 61.4万/坪 (12.6年/76.6坪) | 61.9万/坪 (14.1年/201坪) |
日本ライン今渡駅 | 43.3万/坪 (22.7年/87.3坪) | 82.7万/坪 (8.9年/79.7坪) | 46.0万/坪 (29.0年/142坪) |
新可児駅 | 56.6万/坪 (19.2年/70.7坪) | 49.8万/坪 (23.4年/84.8坪) | 54.9万/坪 (20.4年/73.6坪) |
明智駅 | 40.4万/坪 (31.6年/122坪) | 37.2万/坪 (28.4年/95.6坪) | 33.7万/坪 (21.3年/118坪) |
顔戸駅 | - | 20.4万/坪 (42.2年/119坪) | 19.8万/坪 (0年/49.9坪) |
御嵩口駅 | 28.9万/坪 (29.3年/66.6坪) | 13.6万/坪 (42.3年/81.7坪) | 30.2万/坪 (27.8年/74.9坪) |
御嵩駅 | - | 19.5万/坪 (31.1年/118坪) | 18.1万/坪 (33.2年/86.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
御嵩口駅 28.9 万/坪(昨年同期比 +111.7 %)
御嵩口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.9万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +111.7%( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 42.3年から -30.8 %減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 81.7 坪から -18.5 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 34.2 坪から -16.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 42.3 年 → 2024年 29.3 年、-30.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.6 分 → 2024年 9.0 分、-42.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 100.0 %)
西可児駅 32.7 万/坪(昨年同期比 +22.0 %)
西可児駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +22.0%( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -88.9%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 36.9年から -17.4 %減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 63.6 坪から +56.9 %増)。平均建物面積は 76.6 坪 (昨年 32.3 坪から +137.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 36.9 年 → 2024年 30.4 年、-17.4 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.7 分 → 2024年 25.0 分、+40.9 %と大きく増加)
日本ライン今渡駅 43.3 万/坪(昨年同期比 -47.7 %)
日本ライン今渡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -47.7%( -39.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -56.2%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 8.9年から +153.6 %増)。平均土地面積は 87.3 坪 (昨年 79.7 坪から +9.5 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 35.3 坪から +28.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 % → 2024年 14.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 8.9 年 → 2024年 22.7 年、+153.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 13.2 分 → 2024年 14.6 分、+10.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 28.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 28.6 %)
可児川駅 62.8 万/坪(昨年同期比 +2.3 %)
可児川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +2.3%( +1.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.3年(昨年 12.6年から -73.4 %減)。平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 76.6 坪から -27.6 %減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 41.0 坪から -21.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 12.6 年 → 2024年 3.3 年、-73.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.1 分 → 2024年 16.3 分、-18.7 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 54.5 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示