【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の名鉄広見線 (西可児駅～御嵩駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.0万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -24.1％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 23.6年から +52.9 ％増)。平均土地面積は 81.3 坪 (昨年 84.1 坪から -3.3 ％減)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 36.0 坪から +9.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。新可児駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新可児駅で昨年に比べ +34.3 ％、坪単価は 63.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(新可児駅)は +34.3 ％(坪単価 +16.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(明智駅)は -86.1 ％(坪単価 -48.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 ％ → 2022年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 23.6 年 → 2022年 36.1 年、+52.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 36.7 ％ → 2022年 56.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 26.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新可児駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.9万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +34.3％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御嵩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -74.6％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 名鉄広見線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西可児駅 | 23.5万/坪 (36.2年/58.8坪) | 20.1万/坪 (39.6年/65.4坪) | 58.8万/坪 (20.6年/62.7坪) |
| 可児川駅 | - | 52.5万/坪 (8.8年/116坪) | 70.8万/坪 (0.8年/72.6坪) |
| 日本ライン今渡駅 | 21.3万/坪 (45.1年/186坪) | 49.3万/坪 (21.4年/126坪) | 105万/坪 (3.8年/66.6坪) |
| 新可児駅 | 63.9万/坪 (31.1年/62.0坪) | 47.6万/坪 (22.4年/61.7坪) | 38.5万/坪 (32.3年/79.4坪) |
| 明智駅 | 7.8万/坪 (53.1年/117坪) | 55.8万/坪 (5.3年/85.3坪) | 74.1万/坪 (34.5年/116坪) |
| 顔戸駅 | - | 17.3万/坪 (38.8年/54.5坪) | 33.1万/坪 (24.8年/87.7坪) |
| 御嵩口駅 | 43.3万/坪 (21.0年/76.4坪) | - | 63.2万/坪 (4.3年/74.1坪) |
| 御嵩駅 | 6.3万/坪 (31.8年/63.5坪) | 24.8万/坪 (36.8年/48.4坪) | 15.7万/坪 (46.8年/33.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新可児駅 63.9 万/坪(昨年同期比 +34.3 ％)
新可児駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.9万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +34.3％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 22.4年から +39.1 ％増)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 61.7 坪から +0.5 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 30.9 坪から +42.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.0 分 → 2022年 12.2 分、-41.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.4 年 → 2022年 31.1 年、+39.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
明智駅 7.8 万/坪(昨年同期比 -86.1 ％)
明智駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -86.1％( -48.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 53.1年(昨年 5.3年から +910.6 ％増)。平均土地面積は 117.5 坪 (昨年 85.3 坪から +37.6 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 29.6 坪から +43.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.3 年 → 2022年 53.1 年、+910.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 28.9 分 → 2022年 41.0 分、+42.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示