【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の養老鉄道 (美濃松山駅~揖斐駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -30.7%( -14.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 65 件(1年前(2021年)に比べて +4.8%( +3件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 24.3年から +27.1 %増)。平均土地面積は 106.9 坪 (昨年 97.8 坪から +9.3 %増)。平均建物面積は 60.6 坪 (昨年 60.4 坪から +0.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。駒野駅、美濃高田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは美濃高田駅で昨年に比べ +99.5 %、坪単価は 21.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(美濃高田駅、駒野駅)は +78.2 %(坪単価 +8.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(友江駅、広神戸駅)は -75.8 %(坪単価 -39.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 4.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.3 年 → 2022年 30.9 年、+27.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 27.3 分 → 2022年 36.2 分、+32.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.8 % → 2022年 43.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 19.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった室駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +20.0%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった友江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -81.0%( -37.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
養老鉄道 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
美濃松山駅 | 33.1万/坪 (21.1年/64.5坪) | - | - |
石津駅 | - | 16.8万/坪 (49.8年/142坪) | 13.3万/坪 (25.3年/68.1坪) |
美濃山崎駅 | - | - | - |
駒野駅 | 18.6万/坪 (43.8年/231坪) | 11.8万/坪 (41.8年/322坪) | 32.7万/坪 (48.8年/245坪) |
美濃津屋駅 | - | 2.2万/坪 (43.8年/57.5坪) | - |
養老駅 | 36.1万/坪 (44.8年/103坪) | - | 19.9万/坪 (32.3年/205坪) |
美濃高田駅 | 21.2万/坪 (45.3年/154坪) | 10.6万/坪 (50.3年/102坪) | 0.07万/坪 (34.8年/56.0坪) |
烏江駅 | - | 6.7万/坪 (38.3年/90.0坪) | - |
友江駅 | 8.8万/坪 (50.8年/36.3坪) | 46.3万/坪 (37.8年/72.6坪) | - |
美濃青柳駅 | 21.0万/坪 (46.1年/220坪) | 66.1万/坪 (14.8年/109坪) | - |
西大垣駅 | - | - | - |
大垣駅 | 39.5万/坪 (25.6年/85.7坪) | 57.9万/坪 (22.2年/83.2坪) | 53.5万/坪 (17.5年/68.6坪) |
室駅 | 66.1万/坪 (0.8年/66.6坪) | 55.1万/坪 (12.8年/68.1坪) | - |
北大垣駅 | 33.6万/坪 (18.8年/40.8坪) | 57.1万/坪 (3.8年/61.3坪) | - |
東赤坂駅 | 69.4万/坪 (0年/81.7坪) | - | - |
広神戸駅 | 16.9万/坪 (40.1年/225坪) | 57.4万/坪 (16.8年/62.8坪) | 28.3万/坪 (29.8年/96.8坪) |
北神戸駅 | - | - | 35.0万/坪 (45.8年/75.6坪) |
池野駅 | - | 25.6万/坪 (24.8年/165坪) | 11.9万/坪 (32.1年/91.8坪) |
北池野駅 | - | 2.4万/坪 (0年/121坪) | - |
美濃本郷駅 | 40.2万/坪 (40.8年/106坪) | - | - |
揖斐駅 | 14.2万/坪 (35.8年/107坪) | 31.7万/坪 (15.1年/121坪) | 15.3万/坪 (36.8年/60.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美濃高田駅 21.2 万/坪(昨年同期比 +99.5 %)
美濃高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +99.5%( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.3年(昨年 50.3年から -10.0 %減)。平均土地面積は 153.5 坪 (昨年 102.1 坪から +50.4 %増)。平均建物面積は 74.9 坪 (昨年 38.6 坪から +94.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 19.0 分 → 2022年 25.0 分、+31.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
駒野駅 18.6 万/坪(昨年同期比 +56.8 %)
駒野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +56.8%( +6.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 41.8年から +4.8 %増)。平均土地面積は 231.4 坪 (昨年 322.2 坪から -28.2 %減)。平均建物面積は 132.6 坪 (昨年 132.3 坪から +0.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 30.0 分 → 2022年 60.0 分、+100.0 %と大きく増加)
友江駅 8.8 万/坪(昨年同期比 -81.0 %)
友江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -81.0%( -37.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 50.8年(昨年 37.8年から +34.4 %増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 72.6 坪から -50.0 %減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 30.3 坪から -25.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 37.8 年 → 2022年 50.8 年、+34.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 25.0 分 → 2022年 30.0 分、+20.0 %と大きく増加)
広神戸駅 16.9 万/坪(昨年同期比 -70.6 %)
広神戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -70.6%( -40.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.1年(昨年 16.8年から +139.3 %増)。平均土地面積は 224.6 坪 (昨年 62.8 坪から +257.8 %増)。平均建物面積は 139.7 坪 (昨年 32.5 坪から +329.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.8 年 → 2022年 40.1 年、+139.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.5 分 → 2022年 18.0 分、+33.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示