【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の長良川鉄道越美南線 (美濃太田駅～北濃駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +7.7％( +2.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて -82.6％( -157件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 29.7年から +4.3 ％増)。平均土地面積は 92.7 坪 (昨年 114.8 坪から -19.2 ％減)。平均建物面積は 52.7 坪 (昨年 52.8 坪から -0.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。美濃太田駅、関富岡駅、関口駅、美濃市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはせきてらす前駅で昨年に比べ +132.8 ％、坪単価は 44.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(せきてらす前駅、関口駅)は +101.4 ％(坪単価 +25.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松森駅、富加駅)は -68.8 ％(坪単価 -30.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 40.8 分 → 2024年 24.2 分、-40.7 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.6 ％ → 2024年 3.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 47.0 ％ → 2024年 31.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.2 ％ → 2024年 40.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった関口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +70.0％( +25.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -95.2％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -78.5％( -32.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 長良川鉄道越美南線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美濃太田駅 | 59.8万/坪 (8.8年/71.8坪) | 39.8万/坪 (23.0年/123坪) | 46.6万/坪 (14.6年/101坪) |
| 前平公園駅 | 22.0万/坪 (35.0年/132坪) | 48.2万/坪 (13.9年/72.6坪) | 49.6万/坪 (18.8年/102坪) |
| 加茂野駅 | 43.0万/坪 (24.0年/72.6坪) | 51.2万/坪 (17.2年/99.2坪) | 34.9万/坪 (17.1年/63.1坪) |
| 富加駅 | 19.8万/坪 (49.0年/112坪) | 48.5万/坪 (13.6年/71.1坪) | 67.5万/坪 (4.8年/77.6坪) |
| 関富岡駅 | 21.7万/坪 (33.7年/105坪) | 14.5万/坪 (39.3年/215坪) | 36.0万/坪 (19.0年/113坪) |
| 関口駅 | 62.8万/坪 (0年/57.5坪) | 37.0万/坪 (28.0年/66.3坪) | 33.9万/坪 (30.9年/112坪) |
| せきてらす前駅 | 44.8万/坪 (27.4年/89.2坪) | 19.2万/坪 (36.5年/109坪) | 22.6万/坪 (29.0年/107坪) |
| 関駅 | 24.8万/坪 (42.5年/83.6坪) | 38.4万/坪 (32.9年/91.8坪) | 31.6万/坪 (31.1年/69.8坪) |
| 関市役所前駅 | 26.2万/坪 (17.0年/133坪) | 40.2万/坪 (28.3年/114坪) | 34.2万/坪 (27.8年/141坪) |
| 関下有知駅 | - | 27.8万/坪 (26.4年/174坪) | 52.9万/坪 (13.6年/69.6坪) |
| 松森駅 | 8.8万/坪 (47.0年/54.5坪) | 41.1万/坪 (27.0年/69.3坪) | 31.9万/坪 (23.4年/170坪) |
| 美濃市駅 | 35.6万/坪 (33.5年/89.2坪) | 24.0万/坪 (45.8年/133坪) | 19.5万/坪 (39.0年/147坪) |
| 梅山駅 | - | - | - |
| 湯の洞温泉口駅 | - | - | - |
| 洲原駅 | - | - | 6.8万/坪 (69.6年/136坪) |
| 八坂駅 | - | - | - |
| みなみ子宝温泉駅 | - | - | 2.9万/坪 (0年/87.7坪) |
| 大矢駅 | - | - | - |
| 福野駅 | - | - | - |
| 美並苅安駅 | - | - | - |
| 赤池駅 | - | 29.8万/坪 (17.8年/115坪) | - |
| 深戸駅 | - | - | - |
| 相生駅 | - | - | 11.0万/坪 (0年/49.9坪) |
| 郡上八幡駅 | 18.7万/坪 (59.0年/96.8坪) | 18.4万/坪 (36.7年/97.9坪) | 17.1万/坪 (37.7年/94.4坪) |
| 山田駅 | 99.2万/坪 (5.0年/178坪) | - | 90.9万/坪 (0年/124坪) |
| 徳永駅 | - | 66.1万/坪 (0年/56.0坪) | |
| 郡上大和駅 | - | 6.0万/坪 (60.3年/52.9坪) | - |
| 万場駅 | - | - | - |
| 上万場駅 | 7.3万/坪 (54.0年/99.8坪) | - | - |
| 大中駅 | - | - | 46.3万/坪 (44.3年/281坪) |
| 大島駅 | - | 75.6万/坪 (-0.25年/98.3坪) | 28.0万/坪 (0年/239坪) |
| 美濃白鳥駅 | - | 8.2万/坪 (35.0年/126坪) | 37.0万/坪 (23.0年/150坪) |
| 白鳥高原駅 | - | - | - |
| 白山長滝駅 | - | - | - |
| 北濃駅 | 14.6万/坪 (29.0年/86.2坪) | 24.8万/坪 (30.0年/158坪) | 26.9万/坪 (23.2年/113坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
せきてらす前駅 44.8 万/坪(昨年同期比 +132.8 ％)
せきてらす前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.8万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +132.8％( +25.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 36.5年から -25.1 ％減)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 109.2 坪から -18.2 ％減)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 59.5 坪から -19.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 36.5 年 → 2024年 27.4 年、-25.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 35.4 分 → 2024年 25.7 分、-27.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 66.7 ％)
関口駅 62.8 万/坪(昨年同期比 +70.0 ％)
関口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +70.0％( +25.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -95.2％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 28.0年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 66.3 坪から -13.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 36.5 坪から -17.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.0 年 → 2024年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
松森駅 8.8 万/坪(昨年同期比 -78.5 ％)
松森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -78.5％( -32.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 27.0年から +74.1 ％増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 69.3 坪から -21.4 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 27.8 坪から -18.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.0 年 → 2024年 47.0 年、+74.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 23.2 分 → 2024年 30.0 分、+29.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
富加駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -59.1 ％)
富加駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -59.1％( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 13.6年から +260.7 ％増)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 71.1 坪から +57.4 ％増)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 84.7 坪から -10.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.7 分 → 2024年 9.0 分、-66.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.6 年 → 2024年 49.0 年、+260.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示