【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR陸羽西線 (新庄駅~余目駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.7万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.8%( +2.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 44 件(1年前(2021年)に比べて +46.7%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 29.3年から -2.5 %減)。平均土地面積は 117.0 坪 (昨年 84.2 坪から +38.9 %増)。平均建物面積は 55.4 坪 (昨年 46.4 坪から +19.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。新庄駅、余目駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは余目駅で昨年に比べ +18.4 %、坪単価は 38.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(余目駅)は +18.4 %(坪単価 +6.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(古口駅)は -87.4 %(坪単価 -5.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 32.1 % → 2022年 26.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.7 分 → 2022年 24.9 分、+33.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 % → 2022年 50.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.9 % → 2022年 9.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった余目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.4%( +6.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.23万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -87.4%( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR陸羽西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新庄駅 | 31.1万/坪 (27.9年/112坪) | 26.6万/坪 (31.3年/73.3坪) | 23.1万/坪 (32.4年/97.8坪) |
升形駅 | 1.2万/坪 (0年/293坪) | - | 0.25万/坪 (28.0年/48.4坪) |
津谷駅 | 0.8万/坪 (46.3年/43.9坪) | - | 8.8万/坪 (8.3年/392坪) |
古口駅 | 0.8万/坪 (60.8年/194坪) | 6.2万/坪 (51.3年/112坪) | 5.3万/坪 (24.0年/333坪) |
清川駅 | - | - | - |
狩川駅 | - | - | 69.7万/坪 (36.8年/115坪) |
南野駅 | - | - | - |
余目駅 | 38.6万/坪 (22.6年/116坪) | 32.6万/坪 (21.9年/106坪) | 45.9万/坪 (30.5年/60.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
余目駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +18.4 %)
余目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.4%( +6.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 21.9年から +3.1 %増)。平均土地面積は 116.1 坪 (昨年 105.5 坪から +10.0 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 40.5 坪から -0.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 26.0 分、+85.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 50.0 %)
古口駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -87.4 %)
古口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.23万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -87.4%( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 60.8年(昨年 51.3年から +18.5 %増)。平均土地面積は 193.6 坪 (昨年 111.9 坪から +73.0 %増)。平均建物面積は 193.6 坪 (昨年 45.4 坪から +326.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 51.3 年 → 2022年 60.8 年、+18.5 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示