この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の山形鉄道フラワー長井線 (赤湯駅~荒砥駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.3万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.4%( -2.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -81.5%( -44件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 34.6年から -8.5 %減)。平均土地面積は 119.9 坪 (昨年 125.3 坪から -4.3 %減)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 53.8 坪から +4.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。四季の郷駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宮内駅で昨年に比べ +227.8 %、坪単価は 16.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(宮内駅)は +227.8 %(坪単価 +11.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(赤湯駅)は -82.4 %(坪単価 -14.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.6 分 → 2024年 9.1 分、-27.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.9 % → 2024年 20.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 51.2 % → 2024年 44.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.9 % → 2024年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.6 % → 2024年 11.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -16.1%( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四季の郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.19万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +18.1%( +0.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
山形鉄道フラワー長井線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
赤湯駅 | 3.0万/坪 (44.0年/45.4坪) | 17.1万/坪 (37.5年/90.0坪) | 40.2万/坪 (24.0年/98.6坪) |
南陽市役所駅 | - | 90.4万/坪 (2.5年/68.1坪) | 65.7万/坪 (25.6年/148坪) |
宮内駅 | 16.9万/坪 (19.5年/99.8坪) | 5.1万/坪 (43.1年/109坪) | 9.6万/坪 (47.0年/91.2坪) |
おりはた駅 | - | - | 22.3万/坪 (26.6年/96.8坪) |
梨郷駅 | - | - | - |
西大塚駅 | - | - | - |
今泉駅 | - | - | - |
時庭駅 | - | 1.8万/坪 (73.6年/60.5坪) | - |
南長井駅 | - | 52.2万/坪 (18.0年/133坪) | 3.9万/坪 (35.3年/99.8坪) |
長井駅 | 32.1万/坪 (30.8年/104坪) | 38.3万/坪 (28.1年/59.0坪) | 25.4万/坪 (28.6年/98.9坪) |
あやめ公園駅 | 23.5万/坪 (39.5年/245坪) | 27.7万/坪 (36.8年/159坪) | 13.3万/坪 (39.5年/129坪) |
羽前成田駅 | - | 11.0万/坪 (29.9年/142坪) | 9.5万/坪 (34.8年/191坪) |
白兎駅 | - | - | - |
蚕桑駅 | - | 7.5万/坪 (29.0年/265坪) | 0.4万/坪 (52.8年/106坪) |
鮎貝駅 | - | - | - |
四季の郷駅 | 0.6万/坪 (0年/49.9坪) | 0.5万/坪 (68.6年/197坪) | 9.5万/坪 (35.3年/201坪) |
荒砥駅 | - | 9.1万/坪 (0年/277坪) | 6.3万/坪 (39.3年/136坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宮内駅 16.9 万/坪(昨年同期比 +227.8 %)
宮内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +227.8%( +11.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 43.1年から -54.7 %減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 108.5 坪から -8.0 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 45.2 坪から -33.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.1 年 → 2024年 19.5 年、-54.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.0 分 → 2024年 6.5 分、-18.8 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 50.0 %)
赤湯駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -82.4 %)
赤湯駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -82.4%( -14.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -93.3%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 37.5年から +17.4 %増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 90.0 坪から -49.6 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 41.0 坪から -18.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 37.5 年 → 2024年 44.0 年、+17.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 19.0 分、+26.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示