【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR山陰本線 (江崎駅～下関駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +2.8％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2021年)に比べて -39.0％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 30.2年から +6.8 ％増)。平均土地面積は 82.4 坪 (昨年 99.1 坪から -16.8 ％減)。平均建物面積は 52.1 坪 (昨年 47.8 坪から +9.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。幡生駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは幡生駅で昨年に比べ +90.0 ％、坪単価は 63.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(幡生駅、東萩駅)は +54.7 ％(坪単価 +16.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川棚温泉駅、綾羅木駅)は -62.1 ％(坪単価 -36.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.9 ％ → 2022年 26.9 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 19.1 ％ → 2022年 11.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.4 ％ → 2022年 42.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった安岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -4.2％( -2.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった越ケ浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -13.8％( -0.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 江崎駅 | - | - | - |
| 須佐駅 | - | - | - |
| 宇田郷駅 | - | - | - |
| 木与駅 | - | - | - |
| 奈古駅 | - | - | 13.6万/坪 (69.0年/66.6坪) |
| 長門大井駅 | - | 2.4万/坪 (39.0年/194坪) | - |
| 越ケ浜駅 | 5.7万/坪 (39.0年/46.9坪) | 6.6万/坪 (0年/48.4坪) | - |
| 東萩駅 | 15.8万/坪 (31.4年/114坪) | 13.2万/坪 (0年/40.8坪) | 34.8万/坪 (56.0年/54.5坪) |
| 萩駅 | - | 20.3万/坪 (35.0年/108坪) | 20.3万/坪 (39.0年/101坪) |
| 玉江駅 | - | 55.1万/坪 (45.0年/136坪) | 24.7万/坪 (0年/135坪) |
| 三見駅 | 28.4万/坪 (14.0年/107坪) | - | - |
| 飯井駅 | - | - | - |
| 長門三隅駅 | - | - | 7.2万/坪 (36.0年/157坪) |
| 長門市駅 | - | 13.3万/坪 (43.0年/106坪) | 30.6万/坪 (19.8年/70.2坪) |
| 仙崎駅 | - | - | - |
| 黄波戸駅 | - | - | - |
| 長門古市駅 | - | - | 22.4万/坪 (25.0年/142坪) |
| 人丸駅 | 7.0万/坪 (51.0年/197坪) | - | - |
| 伊上駅 | - | - | - |
| 長門粟野駅 | - | - | - |
| 阿川駅 | - | - | - |
| 特牛駅 | - | - | - |
| 滝部駅 | - | 9.1万/坪 (21.0年/99.8坪) | - |
| 長門二見駅 | - | - | - |
| 宇賀本郷駅 | - | - | - |
| 湯玉駅 | 4.3万/坪 (0年/51.4坪) | - | - |
| 小串駅 | - | 11.7万/坪 (34.7年/112坪) | 30.4万/坪 (25.0年/70.3坪) |
| 川棚温泉駅 | 6.7万/坪 (0年/56.0坪) | 50.8万/坪 (10.0年/125坪) | 12.4万/坪 (42.0年/39.3坪) |
| 黒井村駅 | - | 13.1万/坪 (42.0年/25.7坪) | 33.1万/坪 (46.0年/54.5坪) |
| 梅ケ峠駅 | - | 12.2万/坪 (33.0年/182坪) | 10.4万/坪 (33.5年/101坪) |
| 吉見駅 | - | 8.7万/坪 (42.0年/56.0坪) | 8.2万/坪 (25.5年/175坪) |
| 福江駅 | - | - | - |
| 安岡駅 | 66.4万/坪 (13.0年/53.9坪) | 69.3万/坪 (0.25年/56.0坪) | 93.8万/坪 (1.5年/65.5坪) |
| 梶栗郷台地駅 | - | 26.4万/坪 (60.0年/148坪) | - |
| 綾羅木駅 | 48.9万/坪 (43.2年/66.2坪) | 78.0万/坪 (14.0年/155坪) | 77.7万/坪 (18.8年/55.1坪) |
| 幡生駅 | 63.4万/坪 (29.0年/91.9坪) | 33.4万/坪 (38.2年/97.6坪) | 37.7万/坪 (31.6年/77.3坪) |
| 下関駅 | 32.0万/坪 (34.3年/83.9坪) | 32.0万/坪 (39.8年/72.6坪) | 29.6万/坪 (33.5年/86.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
幡生駅 63.4 万/坪(昨年同期比 +90.0 ％)
幡生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +90.0％( +30.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 38.2年から -24.0 ％減)。平均土地面積は 91.9 坪 (昨年 97.6 坪から -5.9 ％減)。平均建物面積は 126.7 坪 (昨年 40.8 坪から +210.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 38.2 年 → 2022年 29.0 年、-24.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 71.4 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.6 分 → 2022年 26.0 分、+40.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 20.0 ％)
東萩駅 15.8 万/坪(昨年同期比 +19.3 ％)
東萩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +19.3％( +2.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 113.9 坪 (昨年 40.8 坪から +179.0 ％増)。平均建物面積は 82.7 坪 (昨年 22.7 坪から +264.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 17.7 分、+96.3 ％と大きく増加)
川棚温泉駅 6.7 万/坪(昨年同期比 -86.9 ％)
川棚温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.7万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -86.9％( -44.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 124.8 坪から -55.2 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 37.8 坪から -12.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 29.0 分 → 2022年 15.0 分、-48.3 ％と大きく減少)
綾羅木駅 48.9 万/坪(昨年同期比 -37.3 ％)
綾羅木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -37.3％( -29.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.2年(昨年 14.0年から +208.6 ％増)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 155.2 坪から -57.3 ％減)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 87.0 坪から -67.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.0 年 → 2022年 43.2 年、+208.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.1 分 → 2022年 14.2 分、+74.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 80.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示