【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の富山地方鉄道立山線 (寺田駅～立山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -3.7％( -0.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +6.7％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 34.5年から -18.5 ％減)。平均土地面積は 137.4 坪 (昨年 117.3 坪から +17.1 ％増)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 54.0 坪から -20.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。五百石駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは榎町駅で昨年に比べ +1728.1 ％、坪単価は 37.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(榎町駅)は +1728.1 ％(坪単価 +35.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(田添駅)は -65.2 ％(坪単価 -34.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 34.5 年 → 2021年 28.2 年、-18.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 13.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.2 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 12.8 分 → 2021年 14.4 分、+12.3 ％と増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった榎町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +1728.1％( +35.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岩峅寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -45.6％( -13.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 富山地方鉄道立山線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 寺田駅 | - | - | 22.5万/坪 (34.4年/130坪) |
| 稚子塚駅 | 25.2万/坪 (10.8年/163坪) | 7.7万/坪 (52.3年/123坪) | 32.1万/坪 (12.5年/56.0坪) |
| 田添駅 | 18.6万/坪 (29.1年/81.7坪) | 53.6万/坪 (19.9年/156坪) | 22.0万/坪 (18.8年/75.6坪) |
| 五百石駅 | 35.4万/坪 (23.4年/165坪) | 28.5万/坪 (27.3年/99.1坪) | 24.0万/坪 (32.3年/113坪) |
| 榎町駅 | 37.2万/坪 (26.0年/62.8坪) | 2.0万/坪 (34.8年/52.9坪) | 104万/坪 (0.25年/57.5坪) |
| 下段駅 | 11.0万/坪 (17.5年/295坪) | - | 23.5万/坪 (37.3年/128坪) |
| 釜ケ淵駅 | - | 8.0万/坪 (45.1年/104坪) | - |
| 沢中山駅 | 8.7万/坪 (27.8年/107坪) | - | - |
| 岩峅寺駅 | 16.4万/坪 (46.3年/121坪) | 30.2万/坪 (25.0年/178坪) | - |
| 横江駅 | - | - | - |
| 千垣駅 | 0.7万/坪 (48.0年/39.3坪) | - | - |
| 有峰口駅 | - | - | - |
| 本宮駅 | - | - | - |
| 立山駅 | - | 11.0万/坪 (52.5年/106坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
榎町駅 37.2 万/坪(昨年同期比 +1728.1 ％)
榎町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +1728.1％( +35.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 34.8年から -25.2 ％減)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 52.9 坪から +18.6 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 39.3 坪から +15.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 34.8 年 → 2021年 26.0 年、-25.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 10.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
田添駅 18.6 万/坪(昨年同期比 -65.2 ％)
田添駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -65.2％( -34.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 19.9年から +46.5 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 156.3 坪から -47.7 ％減)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 43.9 坪から -46.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.9 年 → 2021年 29.1 年、+46.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 22.3 分 → 2021年 25.5 分、+14.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示