【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の富山地方鉄道上滝線 (南富山駅～岩峅寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +35.8％( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +13.6％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 31.8年から -6.6 ％減)。平均土地面積は 92.5 坪 (昨年 110.0 坪から -15.9 ％減)。平均建物面積は 60.3 坪 (昨年 81.7 坪から -26.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。上滝駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上堀駅で昨年に比べ +726.8 ％、坪単価は 64.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(上堀駅)は +726.8 ％(坪単価 +56.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(南富山駅)は -35.7 ％(坪単価 -18.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.4 分 → 2024年 19.6 分、-22.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 45.0 ％ → 2024年 34.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 ％ → 2024年 39.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.0 ％ → 2024年 13.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった朝菜町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.1万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +120.7％( +47.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上滝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +16.6％( +3.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 富山地方鉄道上滝線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南富山駅 | 34.1万/坪 (40.4年/144坪) | 53.0万/坪 (34.7年/424坪) | 61.2万/坪 (18.8年/147坪) |
| 朝菜町駅 | 87.1万/坪 (14.2年/75.0坪) | 39.5万/坪 (27.2年/91.3坪) | 45.8万/坪 (24.5年/177坪) |
| 上堀駅 | 64.3万/坪 (16.0年/59.0坪) | 7.8万/坪 (43.0年/69.6坪) | 35.5万/坪 (35.5年/95.3坪) |
| 小杉駅 | 23.1万/坪 (34.8年/86.2坪) | 30.1万/坪 (27.0年/87.5坪) | 37.4万/坪 (17.0年/69.3坪) |
| 布市駅 | 17.1万/坪 (40.0年/109坪) | - | 48.9万/坪 (47.0年/178坪) |
| 開発駅 | 60.7万/坪 (29.5年/66.6坪) | - | 40.2万/坪 (48.0年/195坪) |
| 月岡駅 | - | 9.7万/坪 (43.0年/115坪) | 36.3万/坪 (27.0年/87.0坪) |
| 大庄駅 | - | - | - |
| 上滝駅 | 20.8万/坪 (0年/83.2坪) | 17.8万/坪 (50.0年/96.8坪) | 17.2万/坪 (31.0年/66.6坪) |
| 大川寺駅 | - | - | - |
| 岩峅寺駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上堀駅 64.3 万/坪(昨年同期比 +726.8 ％)
上堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +726.8％( +56.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 43.0年から -62.8 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 69.6 坪から -15.2 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 51.4 坪から -32.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.0 年 → 2024年 16.0 年、-62.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.0 分 → 2024年 7.5 分、-62.5 ％と大きく減少)
南富山駅 34.1 万/坪(昨年同期比 -35.7 ％)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.1万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -35.7％( -18.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.4年(昨年 34.7年から +16.5 ％増)。平均土地面積は 143.7 坪 (昨年 423.5 坪から -66.1 ％減)。平均建物面積は 126.4 坪 (昨年 166.4 坪から -24.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 24.3 分 → 2024年 20.2 分、-17.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 34.7 年 → 2024年 40.4 年、+16.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示