【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の富山地鉄市内線 (南富山駅前駅～大手モール駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.0万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -17.3％( -8.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2022年)に比べて -20.8％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.2年(昨年 25.8年から +32.5 ％増)。平均土地面積は 83.9 坪 (昨年 71.7 坪から +17.1 ％増)。平均建物面積は 101.4 坪 (昨年 67.9 坪から +49.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。富山駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは富山駅で昨年に比べ -12.1 ％、坪単価は 39.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅)は +3.2 ％(坪単価 +1.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(富山駅)は -12.1 ％(坪単価 -5.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 23.0 分 → 2023年 15.7 分、-31.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.3 ％ → 2023年 10.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.8 ％ → 2023年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.8 年 → 2023年 34.2 年、+32.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 38.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 38.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったトヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.9万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +3.2％( +1.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -12.1％( -5.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて -37.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 富山地鉄市内線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南富山駅前駅 | 42.9万/坪 (28.3年/74.1坪) | - | - |
| 大町駅 | 47.0万/坪 (26.8年/99.1坪) | - | - |
| 堀川小泉駅 | - | - | - |
| 小泉町駅 | 63.6万/坪 (19.3年/63.5坪) | - | 66.1万/坪 (1.3年/30.3坪) |
| 西中野駅 | - | - | - |
| 広貫堂前駅 | - | - | - |
| 上本町駅 | - | - | - |
| 桜橋駅 | - | - | - |
| 電気ビル前駅 | - | - | - |
| 富山駅 | 39.3万/坪 (39.6年/87.1坪) | 44.7万/坪 (26.2年/74.2坪) | 56.8万/坪 (28.1年/74.8坪) |
| 県庁前駅 | - | - | - |
| 諏訪川原駅 | - | - | - |
| 安野屋駅 | - | 81.0万/坪 (6.9年/31.8坪) | - |
| トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅 | 40.9万/坪 (0年/75.6坪) | 39.7万/坪 (38.5年/87.4坪) | 17.3万/坪 (44.3年/21.2坪) |
| 富山大学前駅 | 31.4万/坪 (29.5年/77.9坪) | - | 73.7万/坪 (2.4年/45.9坪) |
| 大手モール駅 | - | - | 22.9万/坪 (48.3年/28.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅 40.9 万/坪(昨年同期比 +3.2 ％)
トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.9万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +3.2％( +1.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 87.4 坪から -13.5 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 44.8 坪から -29.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 22.4 分 → 2023年 5.0 分、-77.7 ％と大きく減少)
富山駅 39.3 万/坪(昨年同期比 -12.1 ％)
富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -12.1％( -5.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて -37.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.6年(昨年 26.2年から +51.1 ％増)。平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 74.2 坪から +17.4 ％増)。平均建物面積は 121.2 坪 (昨年 82.4 坪から +47.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.9 分 → 2023年 19.3 分、-25.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.7 ％ → 2023年 30.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.2 年 → 2023年 39.6 年、+51.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示