【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の阪神本線 (千船駅~大阪梅田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -25.0%( -38.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて +46.7%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 32.7年から -24.8 %減)。平均土地面積は 30.0 坪 (昨年 32.6 坪から -7.8 %減)。平均建物面積は 60.7 坪 (昨年 36.3 坪から +67.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。
上位 1 駅(姫島駅)は +237.9 %(坪単価 +104.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(野田駅)は -75.3 %(坪単価 -247.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.7 年 → 2023年 24.6 年、-24.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.3 % → 2023年 18.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 % → 2023年 31.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 31.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +237.9%( +104.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2022年)に比べて +900.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.1万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -75.3%( -247.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪神本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千船駅 | 126万/坪 (0年/41.6坪) | 57.3万/坪 (25.0年/32.4坪) | 101万/坪 (5.8年/56.6坪) |
姫島駅 | 149万/坪 (23.4年/29.5坪) | 44.1万/坪 (43.0年/16.6坪) | 36.3万/坪 (48.0年/28.1坪) |
淀川駅 | - | - | - |
野田駅 | 81.1万/坪 (27.7年/31.5坪) | 329万/坪 (37.5年/41.1坪) | 84.5万/坪 (34.0年/37.1坪) |
福島駅 | 86.2万/坪 (63.0年/20.7坪) | 84.3万/坪 (33.0年/28.2坪) | 135万/坪 (35.7年/24.2坪) |
大阪梅田駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
姫島駅 148.9 万/坪(昨年同期比 +237.9 %)
姫島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +237.9%( +104.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2022年)に比べて +900.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 43.0年から -45.5 %減)。平均土地面積は 29.5 坪 (昨年 16.6 坪から +77.3 %増)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 27.2 坪から +51.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 43.0 年 → 2023年 23.4 年、-45.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 6.6 分、+65.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 20.0 %)
野田駅 81.1 万/坪(昨年同期比 -75.3 %)
野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.1万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -75.3%( -247.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 37.5年から -26.2 %減)。平均土地面積は 31.5 坪 (昨年 41.1 坪から -23.3 %減)。平均建物面積は 93.5 坪 (昨年 29.1 坪から +221.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 37.5 年 → 2023年 27.7 年、-26.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 % → 2023年 57.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示