【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の近鉄信貴線 (河内山本駅~信貴山口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.9万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +28.3%( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて +61.1%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 29.2年から +16.3 %増)。平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 58.1 坪から -22.8 %減)。平均建物面積は 29.8 坪 (昨年 27.8 坪から +6.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。河内山本駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは信貴山口駅で昨年に比べ -23.9 %、坪単価は 38.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(河内山本駅)は -0.1 %(坪単価 -0.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(信貴山口駅)は -23.9 %(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 41.2 % → 2022年 21.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 29.2 年 → 2022年 34.0 年、+16.3 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 13.6 分 → 2022年 15.9 分、+16.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.3 % → 2022年 53.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.6 % → 2022年 10.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった河内山本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -0.1%( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 25 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった信貴山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.7万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -23.9%( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
近鉄信貴線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
河内山本駅 | 60.0万/坪 (32.1年/27.8坪) | 60.0万/坪 (29.0年/64.3坪) | 77.3万/坪 (30.1年/44.0坪) |
服部川駅 | 557万/坪 (26.8年/454坪) | - | - |
信貴山口駅 | 38.7万/坪 (51.1年/50.9坪) | 50.8万/坪 (30.1年/27.2坪) | 47.2万/坪 (24.3年/32.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
河内山本駅 60.0 万/坪(昨年同期比 -0.1 %)
河内山本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -0.1%( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 25 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 29.0年から +10.8 %増)。平均土地面積は 27.8 坪 (昨年 64.3 坪から -56.7 %減)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 28.0 坪から +6.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 20.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 12.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 29.0 年 → 2022年 32.1 年、+10.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 50.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 12.5 %)
信貴山口駅 38.7 万/坪(昨年同期比 -23.9 %)
信貴山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.7万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -23.9%( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 51.1年(昨年 30.1年から +69.8 %増)。平均土地面積は 50.9 坪 (昨年 27.2 坪から +87.0 %増)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 27.2 坪から +13.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 30.1 年 → 2022年 51.1 年、+69.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.3 分 → 2022年 6.7 分、+185.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示