【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の南海高師浜線 (羽衣駅～高師浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.2万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +32.9％( +19.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.1年(昨年 26.4年から +25.8 ％増)。平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 115.3 坪から -48.2 ％減)。平均建物面積は 55.8 坪 (昨年 208.0 坪から -73.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。羽衣駅、高師浜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽衣駅で昨年に比べ +87.2 ％、坪単価は 88.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(羽衣駅)は +87.2 ％(坪単価 +41.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(高師浜駅)は +29.5 ％(坪単価 +10.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.2 分 → 2021年 7.6 分、-46.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 44.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 23.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.4 年 → 2021年 33.1 年、+25.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 52.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 5.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった羽衣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.8万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +87.2％( +41.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +550.0％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高師浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.0万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +29.5％( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 南海高師浜線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 羽衣駅 | 88.8万/坪 (31.3年/71.8坪) | 47.4万/坪 (35.0年/85.5坪) | 63.8万/坪 (41.7年/67.1坪) |
| 伽羅橋駅 | - | 145万/坪 (0年/33.3坪) | 94.9万/坪 (0年/87.7坪) |
| 高師浜駅 | 47.0万/坪 (39.0年/28.4坪) | 36.3万/坪 (29.4年/186坪) | 70.0万/坪 (60.0年/239坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
羽衣駅 88.8 万/坪(昨年同期比 +87.2 ％)
羽衣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.8万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +87.2％( +41.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +550.0％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 35.0年から -10.6 ％減)。平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 85.5 坪から -16.0 ％減)。平均建物面積は 67.0 坪 (昨年 77.9 坪から -14.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 35.0 年 → 2021年 31.3 年、-10.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 23.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.5 分 → 2021年 8.5 分、+31.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 23.1 ％)
高師浜駅 47.0 万/坪(昨年同期比 +29.5 ％)
高師浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.0万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +29.5％( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 29.4年から +33.0 ％増)。平均土地面積は 28.4 坪 (昨年 186.0 坪から -84.7 ％減)。平均建物面積は 26.6 坪 (昨年 353.4 坪から -92.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 21.7 分 → 2021年 5.0 分、-76.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 29.4 年 → 2021年 39.0 年、+33.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示