【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR石勝線 (南千歳駅～新得駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -51.2％( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて -18.5％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 43.5年(昨年 35.8年から +21.7 ％増)。平均土地面積は 157.6 坪 (昨年 177.7 坪から -11.3 ％減)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 48.2 坪から +1.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。新夕張駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは追分駅で昨年に比べ -62.0 ％、坪単価は 8.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(新夕張駅)は -0.4 ％(坪単価 -0.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(追分駅)は -62.0 ％(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.8 ％ → 2022年 19.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 35.8 年 → 2022年 43.5 年、+21.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 32.4 分 → 2022年 37.6 分、+15.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 47.8 ％ → 2022年 76.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.4 ％ → 2022年 4.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -62.0％( -13.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.7％( -0.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR石勝線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南千歳駅 | - | 45.2万/坪 (14.3年/118坪) | - |
| 追分駅 | 8.2万/坪 (36.8年/107坪) | 21.6万/坪 (23.3年/186坪) | 13.1万/坪 (28.4年/94.8坪) |
| 川端駅 | 1.8万/坪 (48.5年/514坪) | 2.5万/坪 (43.8年/201坪) | 1.3万/坪 (47.7年/112坪) |
| 滝ノ上駅 | - | - | - |
| 新夕張駅 | 5.7万/坪 (48.0年/152坪) | 5.7万/坪 (44.6年/203坪) | 5.6万/坪 (29.5年/115坪) |
| 占冠駅 | 9.4万/坪 (35.8年/123坪) | - | 11.3万/坪 (29.0年/151坪) |
| トマム駅 | - | - | |
| 新得駅 | 7.3万/坪 (43.8年/152坪) | 8.9万/坪 (40.5年/156坪) | 12.0万/坪 (47.2年/186坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新夕張駅 5.7 万/坪(昨年同期比 -0.4 ％)
新夕張駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -0.4％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 48.0年(昨年 44.6年から +7.6 ％増)。平均土地面積は 151.7 坪 (昨年 202.7 坪から -25.2 ％減)。平均建物面積は 72.2 坪 (昨年 83.2 坪から -13.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 54.7 分 → 2022年 43.9 分、-19.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 83.3 ％ → 2022年 87.5 ％)
追分駅 8.2 万/坪(昨年同期比 -62.0 ％)
追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -62.0％( -13.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 23.3年から +58.3 ％増)。平均土地面積は 106.6 坪 (昨年 185.8 坪から -42.6 ％減)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 39.3 坪から -12.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.7 分 → 2022年 18.8 分、-27.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 23.3 年 → 2022年 36.8 年、+58.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示