【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR日高本線 (苫小牧駅～鵡川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.0万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -19.0％( -7.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 30.6年から -3.1 ％減)。平均土地面積は 129.9 坪 (昨年 100.7 坪から +29.0 ％増)。平均建物面積は 69.5 坪 (昨年 61.4 坪から +13.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。勇払駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは勇払駅で昨年に比べ +38.6 ％、坪単価は 16.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(勇払駅)は +38.6 ％(坪単価 +4.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(苫小牧駅)は -7.6 ％(坪単価 -3.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 48.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.8 分 → 2022年 30.0 分、+25.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.0 ％ → 2022年 32.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.0 ％ → 2022年 8.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった苫小牧駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -7.6％( -3.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて -28.6％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった勇払駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +38.6％( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR日高本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 苫小牧駅 | 39.7万/坪 (27.1年/112坪) | 43.0万/坪 (29.4年/99.7坪) | 41.9万/坪 (22.5年/91.2坪) |
| 勇払駅 | 16.8万/坪 (35.6年/88.5坪) | 12.1万/坪 (44.3年/115坪) | - |
| 浜厚真駅 | - | - | - |
| 鵡川駅 | 2.1万/坪 (45.3年/348坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
勇払駅 16.8 万/坪(昨年同期比 +38.6 ％)
勇払駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +38.6％( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.6年(昨年 44.3年から -19.6 ％減)。平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 115.0 坪から -23.0 ％減)。平均建物面積は 69.1 坪 (昨年 27.2 坪から +153.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 44.3 年 → 2022年 35.6 年、-19.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.5 分 → 2022年 16.3 分、+30.7 ％と大きく増加)
苫小牧駅 39.7 万/坪(昨年同期比 -7.6 ％)
苫小牧駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -7.6％( -3.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて -28.6％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 29.4年から -7.6 ％減)。平均土地面積は 112.2 坪 (昨年 99.7 坪から +12.6 ％増)。平均建物面積は 72.9 坪 (昨年 62.7 坪から +16.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 43.5 ％ → 2022年 30.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.1 ％ → 2022年 40.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.4 ％ → 2022年 10.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示